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翻訳【13】

アーナンダの経

そこで、まさに、尊者アーナンダが、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、世尊を敬拝して、一方に坐りました。一方に坐った、まさに、尊者アーナンダに、世尊は、こう言いました。

(1)アーナンダよ、まさに、その比丘が、信なき者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

(2)アーナンダよ、まさに、その比丘が、劣戒の者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

(3)アーナンダよ、まさに、その比丘が、少聞の者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

(4)アーナンダよ、まさに、その比丘が、頑固な者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

(5)アーナンダよ、まさに、その比丘が、悪しき朋友ある者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

(6)アーナンダよ、まさに、その比丘が、怠惰の者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

(7)アーナンダよ、まさに、その比丘が、気づきが忘却された者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

(8)アーナンダよ、まさに、その比丘が、満ち足りていない者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

(9)アーナンダよ、まさに、その比丘が、悪しき欲求ある者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

(10)アーナンダよ、まさに、その比丘が、誤った見解ある者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

アーナンダよ、まさに、その比丘が、これらの十の法(性質)を具備した者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されません。

(1)アーナンダよ、まさに、その比丘が、信ある者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます。

(2)アーナンダよ、まさに、その比丘が、戒ある者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます。

(3)アーナンダよ、まさに、その比丘が、多聞の者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます。

(4)アーナンダよ、まさに、その比丘が、素直な者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます。

(5)アーナンダよ、まさに、その比丘が、善き朋友ある者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます。

(6)アーナンダよ、まさに、その比丘が、精進に励む者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます。

(7)アーナンダよ、まさに、その比丘が、気づきが現起された者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます。

(8)アーナンダよ、まさに、その比丘が、満ち足りている者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます。

(9)アーナンダよ、まさに、その比丘が、少なき欲求の者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます。

(10)アーナンダよ、まさに、その比丘が、正しい見解ある者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます。

アーナンダよ、まさに、その比丘が、これらの十の法(性質)を具備した者として〔世に〕存しつつ、この法(教え)と律において、増大を〔惹起し〕、成長を〔惹起し〕、広大を惹起するであろう、という、この状況は見出されます」と。〔以上が〕第二となる。

注釈【0】