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翻訳【20】

戒や掟の経

そこで、まさに、尊者アーナンダが、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、世尊を敬拝して、一方に坐りました。一方に坐った、まさに、尊者アーナンダに、世尊は、こう言いました。「アーナンダよ、いったい、まさに、戒や掟は、生き方は、梵行は、奉仕を真髄とするものは、〔その〕全てが、果を有するものとなりますか」と。「尊き方よ、まさに、ここにおいて、一定して〔答えることはでき〕ません」と。「アーナンダよ、まさに、それでは、区分してみなさい」と。

「尊き方よ、まさに、その、戒や掟に、生き方に、梵行に、奉仕を真髄とするものに、彼が慣れ親しんでいると、諸々の善ならざる法(性質)が激しく増大し、諸々の善なる法(性質)が遍く衰退するなら、このような形態の、戒や掟は、生き方は、梵行は、奉仕を真髄とするものは、〔それは〕果なきものとなります。尊き方よ、しかしながら、まさに、その、戒や掟に、生き方に、梵行に、奉仕を真髄とするものに、彼が慣れ親しんでいると、諸々の善ならざる法(性質)が遍く衰退し、諸々の善なる法(性質)が激しく増大するなら、このような形態の、戒や掟は、生き方は、梵行は、奉仕を真髄とするものは、〔それは〕果を有するものとなります」と。尊者アーナンダは、この〔言葉〕を言いました。教師は、正しくお認めに成りました。

そこで、まさに、尊者アーナンダは、「教師は、わたしのことを正しくお認めです」と、坐から立ち上がって、世尊を敬拝して、右回り〔の礼〕を為して、立ち去りました。そこで、まさに、世尊は、尊者アーナンダが立ち去ったすぐあと、比丘たちに告げました。「比丘たちよ、アーナンダは、〔いまだ〕学びある者です。また、しかしながら、智慧をもってして、彼に等しく同等の者は、得るに易き形態の者ではありません」と。〔以上が〕第八となる。

注釈【0】