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翻訳【15】

樹皮の衣の経

「比丘たちよ、樹皮の衣は、新しいものもまた、そして、悪しき色艶あるものとして有り、かつまた、苦痛の接触あるものとして〔有り〕、さらに、少なき価値のものとして〔有ります〕。比丘たちよ、樹皮の衣は、中途のものもまた、そして、悪しき色艶あるものとして有り、かつまた、苦痛の接触あるものとして〔有り〕、さらに、少なき価値のものとして〔有ります〕。比丘たちよ、樹皮の衣は、古くなったものもまた、そして、悪しき色艶あるものとして有り、かつまた、苦痛の接触あるものとして〔有り〕、さらに、少なき価値のものとして〔有ります〕。比丘たちよ、〔人々は〕樹皮の衣を、古くなったときはまた、あるいは、鍋拭きに作り為し、あるいは、それを、ごみ捨て場に捨てます。

比丘たちよ、まさしく、このように、まさに、新参の比丘が、もし、また、劣戒の者として、悪しき法(性質)ある者として、〔世に〕有るなら、このことを、彼には悪しき色艶(栄誉)あることからと、〔わたしは〕説きます。比丘たちよ、それは、たとえば、また、その樹皮の衣が、悪しき色艶あるものであるように、比丘たちよ、この人を、そのような形態の者と、わたしは説きます。また、まさに、或る者たちが、彼に、慣れ親しみ、親近し、奉侍し、随従する見解を惹起するなら、それは、彼らにとって、長夜にわたり、利益ならざるもののために〔成り〕、苦痛のために成ります。このことを、彼には苦痛の接触あることからと、〔わたしは〕説きます。比丘たちよ、それは、たとえば、また、その樹皮の衣が、苦痛の接触あるものであるように、比丘たちよ、この人を、そのような形態の者と、わたしは説きます。また、まさに、或る者たちの衣料や〔行乞の〕施食や臥坐具や病のための日用品たる薬の必需品(常備薬)を、彼が納受するなら、彼らにとって、それは、大いなる果と成らず、大いなる福利と〔成り〕ません。このことを、彼には少なき価値あることからと、〔わたしは〕説きます。比丘たちよ、それは、たとえば、また、その樹皮の衣が、少なき価値のものであるように、比丘たちよ、この人を、そのような形態の者と、わたしは説きます。比丘たちよ、中堅の比丘が、もし、また、劣戒の者として、悪しき法(性質)ある者として、〔世に〕有るなら……略……。比丘たちよ、長老の比丘が、もし、また、劣戒の者として、悪しき法(性質)ある者として、〔世に〕有るなら、このことを、彼には悪しき色艶あることからと、〔わたしは〕説きます。比丘たちよ、それは、たとえば、また、その樹皮の衣が、悪しき色艶あるものであるように、比丘たちよ、この人を、そのような形態の者と、わたしは説きます。また、まさに、或る者たちが、彼に、慣れ親しみ、親近し、奉侍し、随従する見解を惹起するなら、それは、彼らにとって、長夜にわたり、利益ならざるもののために〔成り〕、苦痛のために成ります。このことを、彼には苦痛の接触あることからと、〔わたしは〕説きます。比丘たちよ、それは、たとえば、また、その樹皮の衣が、苦痛の接触あるものであるように、比丘たちよ、この人を、そのような形態の者と、わたしは説きます。また、まさに、或る者たちの衣料や〔行乞の〕施食や臥坐具や病のための日用品たる薬の必需品を、彼が納受するなら、彼らにとって、それは、大いなる果と成らず、大いなる福利と〔成り〕ません。このことを、彼には少なき価値あることからと、〔わたしは〕説きます。比丘たちよ、それは、たとえば、また、その樹皮の衣が、少なき価値のものであるように、比丘たちよ、この人を、そのような形態の者と、わたしは説きます。

比丘たちよ、そして、このような形態の者として、この長老の比丘が、僧団の中で話します。〔まさに〕その、この者に、比丘たちは、このように言います。『愚者にして明敏ならざるあなたの話したことが、いったい、まさに、何だというのでしょう。あなたもまた、まさに、話すべきことと思い考えるとは』と。彼は、激情し、わが意を得ない者となり、そのような形態の言葉を放ちます。そのような形態の言葉あることから、僧団は、彼を排斥します。その樹皮の衣を、ごみ捨て場に〔捨てる〕ように。

比丘たちよ、カーシ産の衣は、新しいものもまた、そして、色艶あるものとして有り、かつまた、安楽の接触あるものとして〔有り〕、さらに、大いなる価値あるものとして〔有ります〕。比丘たちよ、カーシ産の衣は、中途のものもまた、そして、色艶あるものとして有り、かつまた、安楽の接触あるものとして〔有り〕、さらに、大いなる価値あるものとして〔有ります〕。比丘たちよ、カーシ産の衣は、古くなったものもまた、そして、色艶あるものとして有り、かつまた、安楽の接触あるものとして〔有り〕、さらに、大いなる価値あるものとして〔有ります〕。比丘たちよ、〔人々は〕カーシ産の衣を、古くなったときはまた、あるいは、宝を包むものに作り為し、あるいは、それを香り箱に入れ置きます。

比丘たちよ、まさしく、このように、まさに、新参の比丘が、もし、また、戒ある者として、善き法(性質)ある者として、〔世に〕有るなら、このことを、彼には善き色艶(栄誉)あることからと、〔わたしは〕説きます。比丘たちよ、それは、たとえば、また、そのカーシ産の衣が、色艶あるものであるように、比丘たちよ、この人を、そのような形態の者と、わたしは説きます。また、まさに、或る者たちが、彼に、慣れ親しみ、親近し、奉侍し、随従する見解を惹起するなら、それは、彼らにとって、長夜にわたり、利益のために〔成り〕、安楽のために成ります。このことを、彼には安楽の接触あることからと、〔わたしは〕説きます。比丘たちよ、それは、たとえば、また、そのカーシ産の衣が、安楽の接触あるものであるように、比丘たちよ、この人を、そのような形態の者と、わたしは説きます。また、まさに、或る者たちの衣料や〔行乞の〕施食や臥坐具や病のための日用品たる薬の必需品を、彼が納受するなら、彼らにとって、それは、大いなる果と成り、大いなる福利と〔成ります〕。このことを、彼には大いなる価値あることからと、〔わたしは〕説きます。比丘たちよ、それは、たとえば、また、そのカーシ産の衣が、大いなる価値あるものであるように、比丘たちよ、この人を、そのような形態の者と、わたしは説きます。比丘たちよ、中堅の比丘が、もし、また、戒ある者として、善き法(性質)ある者として、〔世に〕有るなら……略……。比丘たちよ、長老の比丘が、もし、また、戒ある者として、善き法(性質)ある者として、〔世に〕有るなら……略……この人を、そのような形態の者と、わたしは説きます。

比丘たちよ、そして、このような形態の者として、この長老の比丘が、僧団の中で話します。〔まさに〕その、この者に、比丘たちは、このように言います。『尊者たちは、音声少なく有れ。長老の比丘が、そして、法(教え)を、さらに、律を、話します』と。比丘たちよ、それゆえに、ここに、このように学ぶべきです。『カーシ産の衣の如く、〔わたしたちは〕有るのだ⸺樹皮の衣の如く、ではなく』と。まさに、このように、あなたたちは学ぶべきです」と。〔以上が〕第八となる。

注釈【0】