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翻訳【16】

第一の掘り崩されたものの経

「比丘たちよ、四つのものがあります。〔これらの〕(性質)を具備した、明敏ならず正なる人士ならざる愚者は、掘り崩され打ち砕かれた自己を守り抜き、識者たちにとって、そして、罪過を有する者と成り、かつまた、批判を有する者と〔成り〕、さらに、多くの功徳ならざるものを生み出します。どのようなものが、四つのものなのですか。随知せずして、深解せずして、栄誉ならざることに値する者の栄誉を語ります。随知せずして、深解せずして、栄誉に値する者の栄誉ならざることを語ります。随知せずして、深解せずして、清信するべきではない状況において清信を示します。随知せずして、深解せずして、清信するべき状況において清信なきを示します。比丘たちよ、まさに、これらの四つの法(性質)を具備した、明敏ならず正なる人士ならざる愚者は、掘り崩され打ち砕かれた自己を守り抜き、識者たちにとって、そして、罪過を有する者と成り、かつまた、批判を有する者と〔成り〕、さらに、多くの功徳ならざるものを生み出します。

比丘たちよ、四つのものがあります。〔これらの〕(性質)を具備した、明敏にして正なる人士たる賢者は、掘り崩されず打ち砕かれない自己を守り抜き、識者たちにとって、そして、罪過なき者と成り、かつまた、批判なき者と〔成り〕、さらに、多くの功徳を生み出します。どのようなものが、四つのものなのですか。随知して、深解して、栄誉ならざることに値する者の栄誉ならざることを語ります。随知して、深解して、栄誉に値する者の栄誉を語ります。随知して、深解して、清信するべきではない状況において清信なきを示します。随知して、深解して、清信するべき状況において清信を示します。比丘たちよ、まさに、これらの四つの法(性質)を具備した、明敏にして正なる人士たる賢者は、掘り崩されず打ち砕かれない自己を守り抜き、識者たちにとって、そして、罪過なき者と成り、かつまた、批判なき者と〔成り〕、さらに、多くの功徳を生み出します」と。

〔そこで、詩偈に言う〕「彼が、非難するべき者を賞賛するなら、あるいは、その〔人〕が賞賛するべき者であるのに、その〔人〕を非難するなら、彼は、口(言葉)によって、〔悪しき〕賽の目を弁別する(自ら罪過を選び取る)⸺その賽の目によって、安楽を見出すことなく。>

この賽の目は、〔その罪悪の報いは〕僅かばかりのもの⸺彼が、諸々の博打において、自己さえも含む一切もろともの財を失うことになるとして。彼が、善き至達者たちにたいし、意を汚すなら(悪意を抱き非難するなら)、この賽の目こそは、より大いなるものとなる。

百千(十万)の三十六のニラッブダ(数の単位・巨大数)〔年〕のあいだ、さらに、五つのアッブダ(数の単位・巨大数)〔年〕のあいだ、〔まさに〕その、〔終わりなき〕地獄に、聖者を難詰する者は近づく⸺悪しき言葉を、そして、〔悪しき〕意を、〔聖者に〕向けて〔そののち〕」と。

〔以上が〕第三となる。

注釈【0】