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翻訳【17】

蛇の王の経

或る時のことです。世尊は、サーヴァッティーに住んでおられます。ジェータ林のアナータピンディカ〔長者〕の林園において。また、まさに、その時点にあって、サーヴァッティーにおいて、或るひとりの比丘が、蛇に咬まれ命を終えるところと成ります。そこで、まさに、大勢の比丘たちが、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、世尊を敬拝して、一方に坐りました。一方に坐った、まさに、それらの比丘たちは、世尊に、こう言いました。「尊き方よ、ここに、サーヴァッティーにおいて、或るひとりの比丘が、蛇に咬まれ命を終えたのです」と。

「比丘たちよ、まさに、まちがいなく、その比丘は、四つの蛇の王の家系を慈愛の心で充満しませんでした。比丘たちよ、なぜなら、それで、もし、その比丘が、四つの蛇の王の家系を慈愛の心で充満するなら、比丘たちよ、まさに、その比丘が、蛇に咬まれ命を終えることはないからです。

どのようなものが、四つのものなのですか。ヴィルーパッカ〔族〕の蛇の王の家系であり、エーラーパタ〔族〕の蛇の王の家系であり、チャブヤープッタ〔族〕の蛇の王の家系であり、カンハーゴータマカ〔族〕の蛇の王の家系です。比丘たちよ、まさに、まちがいなく、その比丘は、これらの四つの蛇の王の家系を慈愛の心で充満しませんでした。比丘たちよ、なぜなら、それで、もし、その比丘が、これらの四つの蛇の王の家系を慈愛の心で充満するなら、比丘たちよ、まさに、その比丘が、蛇に咬まれ命を終えることはないからです。

比丘たちよ、自己の保護のために、自己の守護のために、自己の救護のために、これらの四つの蛇の王の家系を、慈愛の心で充満することを、〔わたしは〕規定します」と。

〔そこで、詩偈に言う〕「わたしの慈愛〔の心〕は、ヴィルーパッカ〔族〕の者たちとともにある。わたしの慈愛〔の心〕は、エーラーパタ〔族〕の者たちとともにある。わたしの慈愛〔の心〕は、チャブヤープッタ〔族〕の者たちとともにある。そして、〔わたしの〕慈愛〔の心〕は、カンハーゴータマカ〔族〕の者たちとともにある。

わたしの慈愛〔の心〕は、無足の者たちとともにある。わたしの慈愛〔の心〕は、二足の者たちとともにある。わたしの慈愛〔の心〕は、四足の者たちとともにある。わたしの慈愛〔の心〕は、多足の者たちとともにある。

無足の者は、わたしを害してはならない。二足の者は、わたしを害してはならない。四足の者は、わたしを害してはならない。多足の者は、わたしを害してはならない。

一切の有情たちは、一切の命あるものたちは、さらに、一切の精霊たちは、全部の者たちが、全ての者たちが、諸々の幸せを見よ。誰にであれ、悪しきことが到来してはならない。

無量なるは、覚者である。無量なるは、法(教え)である。無量なるは、僧団である。量あるは、蛇行するものたちであり、蛇や蠍や百足たちであり、蜘蛛や蜥蜴や鼠たちである。

わたしは、〔自己の〕守護を為した。わたしは、〔自己の〕救護を為した。精霊たちは退散せよ。〔まさに〕その、わたしは、世尊に礼拝を〔為し〕、七者の正等覚者たちに礼拝を〔為す〕」と。

〔以上が〕第七となる。

注釈【0】