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翻訳【13】

第二の切望の経

「比丘たちよ、五つのものがあります。〔これらの〕支分を具備した即位灌頂した王たる士族の長子は、副王の権を切望します。どのようなものが、五つのものなのですか。比丘たちよ、ここに、即位灌頂した王たる士族の長子が、(1)かつまた、母〔の家系〕から、かつまた、父〔の家系〕から、両者ともに善き出生の者として〔世に〕有り、正しく清浄なる血統の者として、第七の祖父の代に至るまで、出生の論によって排斥されず弾劾されません。(2)形姿麗しく、美しく、清らかで、最高の蓮華の色艶を具備した者として〔世に〕有ります。(3)母と父にとって、愛しく意に適う者として〔世に〕有ります。(4)軍隊の衆にとって、愛しく意に適う者として〔世に〕有ります。(5)賢者として、明敏なる者として、思慮ある者として、過去と未来と現在の義(利益)について思弁する能力ある者として、〔世に〕有ります。

彼に、このような〔思いが〕有ります。『わたしは、まさに、かつまた、母〔の家系〕から、かつまた、父〔の家系〕から、両者ともに善き出生の者として存し、正しく清浄なる血統の者として、第七の祖父の代に至るまで、出生の論によって排斥されず弾劾されない。何ゆえに、わたしが、副王の権を切望せずにいられよう。わたしは、まさに、形姿麗しく、美しく、清らかで、最高の蓮華の色艶を具備した者として〔世に〕存している。何ゆえに、わたしが、副王の権を切望せずにいられよう。わたしは、まさに、母と父にとって、愛しく意に適う者として〔世に〕存している。何ゆえに、わたしが、副王の権を切望せずにいられよう。わたしは、まさに、軍隊の衆にとって、愛しく意に適う者として〔世に〕存している。何ゆえに、わたしが、副王の権を切望せずにいられよう。わたしは、まさに、賢者として、明敏なる者として、思慮ある者として、過去と未来と現在の義(利益)について思弁する能力ある者として、〔世に〕存している。何ゆえに、わたしが、副王の権を切望せずにいられよう』と。比丘たちよ、まさに、これらの五つの支分を具備した即位灌頂した王たる士族の長子は、副王の権を切望します。

比丘たちよ、まさしく、このように、まさに、五つのものがあります。〔これらの〕(性質)を具備した比丘は、諸々の煩悩の滅尽を切望します。どのようなものが、五つのものなのですか。比丘たちよ、ここに、比丘が、(1)戒ある者として〔世に〕有り……略……〔戒を〕受持して、諸々の学びの境処(戒律)において学びます。(2)多聞の者として、所聞の保持ある者として、所聞の蓄積ある者として、〔世に〕有ります……略……〔正しい〕見解によって善く理解されたものとして。(3)四つの気づきの確立において心が善く確立した者として〔世に〕有ります。(4)精進に励む者として〔世に〕住みます⸺諸々の善ならざる法(性質)の捨棄のために、諸々の善なる法(性質)の成就のために、諸々の善なる法(性質)において、強靭なる者となり、断固たる勤勉ある者となり、重荷を捨て置かない者となり。(5)智慧ある者として〔世に〕有ります⸺聖なる洞察にして、正しく苦しみの滅尽に至るものである、生成と滅至の智慧を具備した者として。

彼に、このような〔思いが〕有ります。『わたしは、まさに、戒ある者として〔世に〕存し、戒条による統御によって統御された者として〔世に〕住み、〔正しい〕習行と〔正しい〕境涯を成就した者として、諸々の微量の罪過について恐怖を見る者として、〔戒を〕受持して、諸々の学びの境処において学ぶ。何ゆえに、わたしが、諸々の煩悩の滅尽を切望せずにいられよう。わたしは、まさに、多聞の者として、所聞の保持ある者として、所聞の蓄積ある者として、〔世に〕存している⸺すなわち、それらの法(教え)が、最初が善きものとして、中間において善きものとして、結末が善きものとしてあり、義(意味)を有するものとして、文(文型)を有するものとしてあり、全一にして円満成就した完全なる清浄の梵行を宣説するなら、わたしには、そのような形態の諸々の法(教え)が有る⸺多聞のものとして、充足のものとして、言葉によって蓄積されたものとして、意によって点検されたものとして、〔正しい〕見解によって善く理解されたものとして。何ゆえに、わたしが、諸々の煩悩の滅尽を切望せずにいられよう。わたしは、まさに、四つの気づきの確立において心が善く確立した者として〔世に〕存している。何ゆえに、わたしが、諸々の煩悩の滅尽を切望せずにいられよう。わたしは、まさに、精進に励む者として〔世に〕住む⸺諸々の善ならざる法(性質)の捨棄のために、諸々の善なる法(性質)の成就のために、諸々の善なる法(性質)において、強靭なる者となり、断固たる勤勉ある者となり、重荷を捨て置かない者となり。何ゆえに、わたしが、諸々の煩悩の滅尽を切望せずにいられよう。わたしは、まさに、智慧ある者として〔世に〕存している⸺聖なる洞察にして、正しく苦しみの滅尽に至るものである、生成と滅至の智慧を具備した者として。何ゆえに、わたしが、諸々の煩悩の滅尽を切望せずにいられよう』と。比丘たちよ、まさに、これらの五つの法(性質)を具備した比丘は、諸々の煩悩の滅尽を切望します」と。〔以上が〕第六となる。

注釈【0】