「比丘たちよ、五つのものがあります。これらの未来の恐怖を正しく見ているなら、林にある者たる比丘が、〔気づきを〕怠らず、熱情ある者となり、自己を精励する者として〔世に〕住むに、まさしく、十分なるものがあります⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために。
どのようなものが、五つのものなのですか。比丘たちよ、ここに、林にある者たる比丘が、かくのごとく深慮します。『わたしは、まさに、今現在、独りある者として、林に住む。また、まさに、独りある者として、わたしが林に住んでいると、あるいは、蛇がわたしを咬むであろうし、あるいは、蠍がわたしを咬むであろうし、あるいは、百足がわたしを咬むであろうし、それによって、わたしに、命の終わりが存するであろう。それは、わたしにとって、障りとして存するであろう。さあ、わたしは、精進に励むのだ⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために』と。比丘たちよ、この第一の未来の恐怖を正しく見ているなら、林にある者たる比丘が、〔気づきを〕怠らず、熱情ある者となり、自己を精励する者として〔世に〕住むに、まさしく、十分なるものがあります⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために。
比丘たちよ、さらに、また、他に、林にある者たる比丘が、かくのごとく深慮します。『わたしは、まさに、今現在、独りある者として、林に住む。また、まさに、独りある者として、わたしが林に住んでいると、あるいは、〔わたし自身が〕躓いて落ちるであろうし、あるいは、わたしの食べた食事が害を加えるであろうし、あるいは、わたしの〔体内の〕胆汁が動乱するであろうし、あるいは、わたしの〔体内の〕痰が動乱するであろうし、あるいは、わたしの〔体内の〕諸々の刃の風(体調不良を引き起こす体中の風)が動乱するであろうし、それによって、わたしに、命の終わりが存するであろう。それは、わたしにとって、障りとして存するであろう。さあ、わたしは、精進に励むのだ⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために』と。比丘たちよ、この第二の未来の恐怖を正しく見ているなら、林にある者たる比丘が、〔気づきを〕怠らず、熱情ある者となり、自己を精励する者として〔世に〕住むに、まさしく、十分なるものがあります⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために。
比丘たちよ、さらに、また、他に、林にある者たる比丘が、かくのごとく深慮します。『わたしは、まさに、今現在、独りある者として、林に住む。また、まさに、独りある者として、わたしが林に住んでいると、猛獣たちと遭遇するであろう⸺あるいは、獅子と、あるいは、虎と、あるいは、豹と、あるいは、熊と、あるいは、鬣狗(ハイエナ)と。彼らは、わたしの生命を奪うであろう。それによって、わたしに、命の終わりが存するであろう。それは、わたしにとって、障りとして存するであろう。さあ、わたしは、精進に励むのだ⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために』と。比丘たちよ、この第三の未来の恐怖を正しく見ているなら、林にある者たる比丘が、〔気づきを〕怠らず、熱情ある者となり、自己を精励する者として〔世に〕住むに、まさしく、十分なるものがあります⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために。
比丘たちよ、さらに、また、他に、林にある者たる比丘が、かくのごとく深慮します。『わたしは、まさに、今現在、独りある者として、林に住む。また、まさに、独りある者として、わたしが林に住んでいると、〔狂暴な〕若者たちと遭遇するであろう⸺あるいは、〔すでに〕行為を為した者(既遂の者)たちと、あるいは、〔いまだ〕行為を為していない者(未遂の者)たちと。彼らは、わたしの生命を奪うであろう。それによって、わたしに、命の終わりが存するであろう。それは、わたしにとって、障りとして存するであろう。さあ、わたしは、精進に励むのだ⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために』と。比丘たちよ、この第四の未来の恐怖を正しく見ているなら、林にある者たる比丘が、〔気づきを〕怠らず、熱情ある者となり、自己を精励する者として〔世に〕住むに、まさしく、十分なるものがあります⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために。
比丘たちよ、さらに、また、他に、林にある者たる比丘が、かくのごとく深慮します。『わたしは、まさに、今現在、独りある者として、林に住む。また、まさに、林のなかには、猛々しい人間ならざる者(精霊・悪霊)たちが存在する。彼らは、わたしの生命を奪うであろう。それによって、わたしに、命の終わりが存するであろう。それは、わたしにとって、障りとして存するであろう。さあ、わたしは、精進に励むのだ⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために』と。比丘たちよ、この第五の未来の恐怖を正しく見ているなら、林にある者たる比丘が、〔気づきを〕怠らず、熱情ある者となり、自己を精励する者として〔世に〕住むに、まさしく、十分なるものがあります⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために。
比丘たちよ、まさに、これらの五つの未来の恐怖を正しく見ているなら、林にある者たる比丘が、〔気づきを〕怠らず、熱情ある者となり、自己を精励する者として〔世に〕住むに、まさしく、十分なるものがあります⸺〔いまだ〕至り得ていないものに至り得るために、〔いまだ〕到達していないものに到達するために、〔いまだ〕実証していないものに実証するために」と。〔以上が〕第七となる。
注釈【0】