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翻訳【14】

ダンミカの経

或る時のことです。世尊は、ラージャガハに住んでおられます。ギッジャクータ山において。また、まさに、その時点にあって、尊者ダンミカは、出生地における居住者として〔世に〕有ります⸺出生地にある七つの居住所において、全てにわたり。そこで、まさに、尊者ダンミカは、来客の比丘たちを、〔粗暴な〕言葉で、罵倒し、口撃し、困らせ、突き刺し、悩ませます。そして、それらの来客の比丘たちは、尊者ダンミカによって、〔粗暴な〕言葉で、罵倒され、口撃され、困らされ、突き刺され、悩まされながら、〔居住所から〕立ち去ります⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざけます。

そこで、まさに、出生地の在俗信者たちに、この〔思い〕が有りました。「わたしたちは、まさに、比丘の僧団を、衣料や〔行乞の〕施食や臥坐具や病のための日用品たる薬の必需品によって奉仕する者たちである。そこで、また、しかしながら、来客の比丘たちは、〔居住所から〕立ち去る⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざける。いったい、まさに、何を因として、何を縁として、それによって、来客の比丘たちは、〔居住所から〕立ち去るのだろう⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざけるのだろう」と。そこで、まさに、出生地の在俗信者たちに、この〔思い〕が有りました。「この者は、まさに、尊者ダンミカは、来客の比丘たちを、〔粗暴な〕言葉で、罵倒し、口撃し、困らせ、突き刺し、悩ませる。そして、それらの来客の比丘たちは、尊者ダンミカによって、〔粗暴な〕言葉で、罵倒され、口撃され、困らされ、突き刺され、悩まされながら、〔居住所から〕立ち去る⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざける。それなら、さあ、わたしたちは、尊者ダンミカを追放するのだ」と。

そこで、まさに、出生地の在俗信者たちは、尊者ダンミカのいるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、尊者ダンミカに、こう言いました。「尊き方よ、尊者ダンミカは、この居住所から立ち去りたまえ。十分です⸺あなたにとって、ここでの住は」と。そこで、まさに、尊者ダンミカは、その居住所から、他の居住所に赴きました。そこで、また、まさに、尊者ダンミカは、来客の比丘たちを、〔粗暴な〕言葉で、罵倒し、口撃し、困らせ、突き刺し、悩ませます。そして、それらの来客の比丘たちは、尊者ダンミカによって、〔粗暴な〕言葉で、罵倒され、口撃され、困らされ、突き刺され、悩まされながら、〔居住所から〕立ち去ります⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざけます。

そこで、まさに、出生地の在俗信者たちに、この〔思い〕が有りました。「わたしたちは、まさに、比丘の僧団を、衣料や〔行乞の〕施食や臥坐具や病のための日用品たる薬の必需品によって奉仕する者たちである。そこで、また、そして、来客の比丘たちは、〔居住所から〕立ち去る⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざける。いったい、まさに、何を因として、何を縁として、それによって、来客の比丘たちは、〔居住所から〕立ち去るのだろう⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざけるのだろう」と。そこで、まさに、出生地の在俗信者たちに、この〔思い〕が有りました。「この者は、まさに、尊者ダンミカは、来客の比丘たちを、〔粗暴な〕言葉で、罵倒し、口撃し、困らせ、突き刺し、悩ませる。そして、それらの来客の比丘たちは、尊者ダンミカによって、〔粗暴な〕言葉で、罵倒され、口撃され、困らされ、突き刺され、悩まされながら、〔居住所から〕立ち去る⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざける。それなら、さあ、わたしたちは、尊者ダンミカを追放するのだ」と。

そこで、まさに、出生地の在俗信者たちは、尊者ダンミカのいるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、尊者ダンミカに、こう言いました。「尊き方よ、尊者ダンミカは、この居住所から立ち去りたまえ。十分です⸺あなたにとって、ここでの住は」と。そこで、まさに、尊者ダンミカは、その居住所から、他の居住所に赴きました。そこで、また、まさに、尊者ダンミカは、来客の比丘たちを、〔粗暴な〕言葉で、罵倒し、口撃し、困らせ、突き刺し、悩ませます。そして、それらの来客の比丘たちは、尊者ダンミカによって、〔粗暴な〕言葉で、罵倒され、口撃され、困らされ、突き刺され、悩まされながら、〔居住所から〕立ち去ります⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざけます。

そこで、まさに、出生地の在俗信者たちに、この〔思い〕が有りました。「わたしたちは、まさに、比丘の僧団を、衣料や〔行乞の〕施食や臥坐具や病のための日用品たる薬の必需品によって奉仕する者たちである。そこで、また、そして、来客の比丘たちは、〔居住所から〕立ち去る⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざける。いったい、まさに、何を因として、何を縁として、それによって、来客の比丘たちは、〔居住所から〕立ち去るのだろう⸺〔居住所に〕定着せず、居住所を遠ざけるのだろう」と。そこで、まさに、出生地の在俗信者たちに、この〔思い〕が有りました。「この者は、まさに、尊者ダンミカは、来客の比丘たちを、罵倒し……略……。それなら、さあ、わたしたちは、尊者ダンミカを追放するのだ⸺出生地にある七つの居住所から、全てにわたり」と。そこで、まさに、出生地の在俗信者たちは、尊者ダンミカのいるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、尊者ダンミカに、こう言いました。「尊き方よ、尊者ダンミカは、立ち去りたまえ⸺出生地にある七つの居住所から、全てにわたり」と。そこで、まさに、尊者ダンミカに、この〔思い〕が有りました。「追放された者として、まさに、〔わたしは〕存している⸺出生地の在俗信者たちによって、出生地にある七つの居住所から、全てにわたり。いったい、まさに、今や、どこに赴こう」と。そこで、まさに、尊者ダンミカに、この〔思い〕が有りました。「それなら、さあ、わたしは、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行くのだ」と。

そこで、まさに、尊者ダンミカは、鉢と衣料を取って、ラージャガハのあるところに、そこへと立ち去りました。順次に、ラージャガハのギッジャクータ山のあるところに、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、世尊を敬拝して、一方に坐りました。一方に坐った、まさに、尊者ダンミカに、世尊は、こう言いました。「婆羅門ダンミカよ、さて、いったい、どのようなことから、あなたはやってくるのですか」と。「尊き方よ、わたしは、追放されたのです⸺出生地の在俗信者たちによって、出生地にある七つの居住所から、全てにわたり」と。「婆羅門ダンミカよ、十分です。あなたにとって、この〔出生地の居住所〕が、何だというのでしょう。すなわち、あなたを、〔人々は〕そこかしこから追放し、それで、あなたは、そこかしこから追放され、まさしく、わたしの現前にやってくるのです。

婆羅門ダンミカよ、過去の事(過去世)ですが、海行く商人たちが、岸を見る鳥を携えて、船で海に乗り入れます。彼らは、岸が視認できないと、船から、岸を見る鳥を放ちます。その〔鳥〕は、まさしく、東の方角に赴き、西の方角に赴き、北の方角に赴き、南の方角に赴き、上に赴き、〔中間の四〕(北西・南西・南東・北東の四隅)に赴きます。それで、もし、その〔鳥〕が、遍きにわたり〔はるか遠くに〕岸を見るなら、まさしく、そのとおりに赴く者と成ります。また、それで、もし、その〔鳥〕が、遍きにわたり〔はるか遠くに〕岸を見ないなら、まさしく、その船に戻ります。婆羅門ダンミカよ、まさしく、このように、まさに、すなわち、あなたを、〔人々は〕そこかしこから追放し、それで、あなたは、そこかしこから追放され、まさしく、わたしの現前にやってくるのです。

婆羅門ダンミカよ、過去の事ですが、コーラブヤ王に、スッパティッタという名の、五つの枝があり、涼やかな影があり、意が喜びとする、ニグローダ〔樹〕の王が有りました。婆羅門ダンミカよ、また、まさに、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタの全域としては、十二ヨージャナ由旬:長さの単位・軛牛の一日の旅程距離)が有りました⸺根の広がりとしては、五ヨージャナが。婆羅門ダンミカよ、また、まさに、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタの諸々の果は、それは、たとえば、また、まさに、升皿であるかのように、それほどまでに、大いなるものと成りました。その〔樹〕の諸々の果は、それは、たとえば、また、まさに、純粋な蜂蜜のように、このように、美味なるものと成りました。婆羅門ダンミカよ、また、まさに、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタの、一つの幹を、王が宮女と共に受益し、一つの幹を、軍隊の衆が受益し、一つの幹を、町と地方の者たちが受益し、一つの幹を、沙門や婆羅門たちが受益し、一つの幹を、獣たちが受益します。婆羅門ダンミカよ、また、まさに、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタの諸々の果を、誰であれ、守ることもなく、そして、まさに、互いに他の諸々の果を、害することもありません。

婆羅門ダンミカよ、そこで、まさに、或るひとりの男が、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタの諸々の果を、〔欲の思いで〕(目的)とするだけ食して、枝を折って立ち去りました。婆羅門ダンミカよ、そこで、まさに、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタに住している天神に、この〔思い〕が有りました。『ああ、まさに、めったにないことだ。ああ、まさに、はじめてのことだ。それほどまでに、悪しき人間であるとは。なぜなら、そこで、まさに、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタの諸々の果を、〔欲の思いで〕(目的)とするだけ食して、枝を折って立ち去るからだ。それなら、もう、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタは、以後、果を与えないであろう』と。婆羅門ダンミカよ、そこで、まさに、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタは、以後、果を与えませんでした。

婆羅門ダンミカよ、そこで、まさに、コーラブヤ王は、天〔の神々〕たちのインダたる帝釈〔天〕のいるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、天〔の神々〕たちのインダたる帝釈〔天〕に、こう言いました。『敬愛なる方よ、どうか、お知りになられますように。ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタは、果を与えません』と。婆羅門ダンミカよ、そこで、まさに、天〔の神々〕たちのインダたる帝釈〔天〕は、すなわち、激しい風雨が襲来して、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタをひっくり返し、根こそぎと為す、そのような形態の神通の行作を行作しました。婆羅門ダンミカよ、そこで、まさに、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタに住している天神は、苦痛の者となり、失意の者となり、涙顔で泣き叫びながら、一方に立ちました。

婆羅門ダンミカよ、そこで、まさに、天〔の神々〕たちのインダたる帝釈〔天〕は、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタに住している天神のいるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタに住している天神に、こう言いました。『天神よ、いったい、どうして、あなたは、苦痛の者となり、失意の者となり、涙顔で泣き叫びながら、一方に立っているのだ』と。『敬愛なる方よ、また、なぜなら、そのように、激しい風雨が襲来して、わたしの居所をひっくり返し、根こそぎと為したからです』と。『天神よ、さて、いったい、あなたが、木の法(性質)に立脚していたなら、激しい風雨が襲来して、〔あなたの〕居所をひっくり返し、根こそぎと為したであろうか』と。『敬愛なる方よ、また、どのように、木は、木の法(性質)に立脚しているものと成るのですか』と。『天神よ、ここに、木の、根を義(目的)とする者たちは、根を運び去り、皮を義(目的)とする者たちは、皮を運び去り、葉を義(目的)とする者たちは、葉を運び去り、花を義(目的)とする者たちは、花を運び去り、果を義(目的)とする者たちは、果を運び去る。しかしながら、それによって、あるいは、わが意を得ないことも、あるいは、大いに喜ばないことも、天神の為すべきことにあらず。天神よ、このように、まさに、木は、木の法(性質)に立脚しているものと成る』と。『敬愛なる方よ、まさに、わたしが、木の法(性質)に、まさしく、立脚していなかったので、激しい風雨が襲来して、〔わたしの〕居所をひっくり返し、根こそぎと為したのです』と。『天神よ、それで、もし、まさに、あなたが、木の法(性質)に立脚するなら、あなたの居所は、かつてのように存するであろう』と。『敬愛なる方よ、わたしは、木の法(性質)に立脚します。わたしの居所は、かつてのように有れ』と。

婆羅門ダンミカよ、そこで、まさに、天〔の神々〕たちのインダたる帝釈〔天〕は、すなわち、激しい風雨が襲来して、ニグローダ〔樹〕の王たるスッパティッタを起こし上げ、表皮を有する諸々の根と成る、そのような形態の神通の行作を行作しました。婆羅門ダンミカよ、まさしく、このように、まさに、さてまた、いったい、あなたが、沙門の法(性質)に立脚していたなら、出生地の在俗信者たちは、出生地にある七つの居住所から、全てにわたり、〔あなたを〕追放したでしょうか」と。「尊き方よ、また、どのように、沙門は、沙門の法(性質)に立脚している者と成るのですか」と。「婆羅門ダンミカよ、ここに、沙門は、罵っている者に罵り返さず、悩ましている者に悩まし返さず、言い争っている者に言い争い返しません。婆羅門ダンミカよ、このように、まさに、沙門は、沙門の法(性質)に立脚している者と成ります」と。「尊き方よ、わたしが、沙門の法(性質)に、まさしく、立脚していなかったので、出生地の在俗信者たちは、出生地にある七つの居住所から、全てにわたり、〔わたしを〕追放したのです」と。

(1)婆羅門ダンミカよ、過去の事ですが、スネッタという名の教師が〔世に〕有りました⸺異教の祖師にして諸々の欲望〔の対象〕にたいする貪り〔の思い〕を離れた者として。婆羅門ダンミカよ、また、まさに、スネッタ教師には、幾百の弟子たちが有りました。スネッタ教師は、弟子たちに、梵の世における共住のための法(教え)を説示しました。婆羅門ダンミカよ、また、まさに、すなわち、スネッタ教師が、梵の世における共住のための法(教え)を説示しているとき、心を清信させなかった、それらの者たちは、身体の破壊ののち、死後において、悪所に、悪趣に、堕所に、地獄に、再生しました。婆羅門ダンミカよ、また、まさに、すなわち、スネッタ教師が、梵の世における共住のための法(教え)を説示しているとき、心を清信させた、それらの者たちは、身体の破壊ののち、死後において、善き境遇に、天上の世に、再生しました。

(2)婆羅門ダンミカよ、過去の事ですが、ムーガパッカという名の教師が〔世に〕有りました……略……(3)アラネーミという名の教師が〔世に〕有りました……(4)クッダーラカという名の教師が〔世に〕有りました……(5)ハッティパーラという名の教師が〔世に〕有りました……(6)ジョーティパーラという名の教師が〔世に〕有りました⸺異教の祖師にして諸々の欲望〔の対象〕にたいする貪り〔の思い〕を離れた者として。婆羅門ダンミカよ、また、まさに、ジョーティパーラ教師には、幾百の弟子たちが有りました。ジョーティパーラ教師は、弟子たちに、梵の世における共住のための法(教え)を説示しました。婆羅門ダンミカよ、また、まさに、すなわち、ジョーティパーラ教師が、梵の世における共住のための法(教え)を説示しているとき、心を清信させなかった、それらの者たちは、身体の破壊ののち、死後において、悪所に、悪趣に、堕所に、地獄に、再生しました。婆羅門ダンミカよ、また、まさに、すなわち、ジョーティパーラ教師が、梵の世における共住のための法(教え)を説示しているとき、心を清信させた、それらの者たちは、身体の破壊ののち、死後において、善き境遇に、天上の世に、再生しました。

婆羅門ダンミカよ、それを、どう思いますか。すなわち、これらの六者の教師たちを⸺異教の祖師にして諸々の欲望〔の対象〕にたいする貪り〔の思い〕を離れた者たちを、幾百の取り巻きと弟子の僧団ある者たちを⸺汚れた心の者が罵倒し口撃するなら、彼は、多くの功徳ならざるものを生み出しますか」と。「尊き方よ、そのとおりです」〔と〕。「婆羅門ダンミカよ、すなわち、まさに、これらの六者の教師たちを⸺異教の祖師にして諸々の欲望〔の対象〕にたいする貪り〔の思い〕を離れた者たちを、幾百の取り巻きと弟子の僧団ある者たちを⸺汚れた心の者が罵倒し口撃するなら、彼は、多くの功徳ならざるものを生み出します。すなわち、一者の〔正しい〕見解を成就した人を、汚れた心の者が罵倒し口撃するなら、この者は、それよりも、より多くの功徳ならざるものを生み出します。それは、何を因とするのですか。婆羅門ダンミカよ、すなわち、梵行を共にする者たちにたいする、この〔罵倒と口撃〕のように、〔自己を〕掘り崩すものとして、これより外に、このような形態のものを、わたしは説きません。婆羅門ダンミカよ、それゆえに、ここに、このように学ぶべきです。『わたしたちの心は、梵行を共にする者たちにたいし、汚れたものと成らないのだ』と。婆羅門ダンミカよ、まさに、このように、あなたは学ぶべきです」と。

〔そこで、詩偈に言う〕「スネッタが、そして、ムーガパッカが、さらに、アラネーミ婆羅門が、クッダーラカ教師が、さらに、ハッティパーラ学徒が、〔世に〕有った。

そして、ジョーティパーラが、ゴーヴィンダが、〔これらの〕七者の司祭たちが〔世に〕有った。不害の者たちであり、過去の時において、六者の教師たちは、盛名ある者たちとして〔世に有った〕

生臭ならず、慈悲を信念し、欲望の束縛を超え行く者たちであり、欲望〔の対象〕にたいする貪り〔の思い〕を離貪させて、梵の世へと近しく赴く者たちとして〔世に〕有った。

幾百の者たちもまた、彼らの弟子たちとして〔世に〕有った。生臭ならず、慈悲を信念し、欲望の束縛を超え行く者たちであり、欲望〔の対象〕にたいする貪り〔の思い〕を離貪させて、梵の世へと近しく赴く者たちとして〔世に〕有った。

すなわち、貪り〔の思い〕を離れた者たちであり、〔心が〕定められた者たちである、これらの外なる聖賢たちを、すなわち、汚れた意と思惟ある人が口撃するなら、そして、そのような者である、その人は、多くの功徳ならざるものを生み出す。

さらに、すなわち、一者の〔正しい〕見解を成就した者を、覚者の弟子である比丘を、すなわち、汚れた意と思惟ある人が口撃するなら、この人は、それよりも、より多くの功徳ならざるものを生み出すであろう。

善き形態ある者を、見解の拠点を捨棄する者を、襲うべきではない。この者は、聖なる僧団の第七の人と説かれる。

諸々の欲望〔の対象〕にたいする貪り〔の思い〕を離れ、彼に、柔和なる五つの機能五根があるなら⸺信があり、そして、気づきがあり、精進があり、さらに、〔心の〕止寂奢摩他・止:集中瞑想)があり、〔あるがままの〕観察毘鉢舎那・観:観察瞑想)があるなら⸺

そのような者である比丘を襲って、まず、はじめに、〔自己が〕打ちのめされ、自己を打ちのめして、そのあとに、他者を害する。

しかしながら、すなわち、自己を守るなら、彼の外にいる者も守られた者となる。それゆえに、常に、〔自己を〕掘り崩さない賢者として、自己を守るべきである」と。

〔以上が〕第十二となる。

ダンミカの章が第五となる。

その〔章〕のための摂頌となる。

〔そこで、詩偈に言う〕「象とミガサーラー、負債、チュンダ、二つの現に見られるもの、ケーマと〔感官の〕機能とアーナンダと士族があり、不放逸とともに、ダンミカがあり、〔章となる〕」と。

第一の五十なるものは〔以上で〕完結となる。

注釈【0】