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翻訳【18】

ウッガの経

そこで、まさに、王の大臣ウッガが、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、世尊を敬拝して、一方に坐りました。一方に坐った、まさに、王の大臣ウッガは、世尊に、こう言いました。

「尊き方よ、めったにないことです。尊き方よ、はじめてのことです。尊き方よ、さてまた、このミガーラ・ローハネイヤが、それほどまでに富裕であり、それほどまでに大いなる財産があり、それほどまでに大いなる財物があるのは」と。「ウッガよ、また、ミガーラ・ローハネイヤは、どれほどまでに富裕であり、どれほどまでに大いなる財産があり、どれほどまでに大いなる財物があるのですか」と。「尊き方よ、彼には、百千の百金があります。銀のばあいは、また、何の論があるというのでしょう」と。「ウッガよ、『まさに、これは、財として存在する。これが、〔財として〕存在しないことはない』と、〔わたしは〕説きます。ウッガよ、しかしながら、それは、まさに、この財は、火と、水と、王たちと、盗賊たちと、愛しくない者たちと、相続者たちと、相通じるものです。ウッガよ、七つのものがあります。まさに、これらの財は、火と、水と、王たちと、盗賊たちと、愛しくない者たちと、相続者たちと、相通じないものです。どのようなものが、七つのものなのですか。信の財であり、戒の財であり、恥〔の思い〕の財であり、〔良心の〕咎めの財であり、所聞の財であり、施捨の財であり、智慧の財です。ウッガよ、まさに、これらの七つの財は、火と、水と、王たちと、盗賊たちと、愛しくない者たちと、相続者たちと、相通じないものです」と。

〔そこで、詩偈に言う〕「信の財があり、戒の財があり、恥〔の思い〕〔良心の〕咎めの財があり、そして、所聞の財があり、さらに、施捨があり、まさに、第七の財として、智慧がある。

彼に、これらの財が存在するなら⸺女であれ、あるいは、男であれ⸺彼は、天と人間の世において、まさに、大いなる財ある者であり、不可伐の者である。

それゆえに、そして、〔覚者にたいする〕信に、さらに、〔聖者たちの〕戒に、〔僧団にたいする〕清信に、法(教え)の見に、専念するべきである⸺思慮ある者となり、覚者たちの教えを〔常に〕思念しながら」と。

〔以上が〕第七となる。

注釈【0】