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翻訳【13】

解脱の経

「比丘たちよ、八つのものがあります。これらの解脱です。どのようなものが、八つのものなのですか。(1)形態ある者(色界の瞑想者)として、諸々の形態を見ます。これは、第一の解脱です。

(2)内に形態の表象なき者として、外に諸々の形態を見ます。これは、第二の解脱です。

(3)『浄美である』とだけ信念した者と成ります。これは、第三の解脱です。

(4)全てにわたり、諸々の形態の表象色想の超越あることから、諸々の敵対の表象有対想:自己に対峙対立する表象)の滅至あることから、諸々の種々なる表象異想に意を為さないことから、『虚空は、終極なきものである』と、虚空無辺なる〔認識の〕場所空無辺処を成就して〔世に〕住みます。これは、第四の解脱です。

(5)全てにわたり、虚空無辺なる〔認識の〕場所を超越して、『識知〔作用〕は、終極なきものである』と、識知無辺なる〔認識の〕場所識無辺処を成就して〔世に〕住みます。これは、第五の解脱です。

(6)全てにわたり、識知無辺なる〔認識の〕場所を超越して、『何であれ、存在しない』と、無所有なる〔認識の〕場所無所有処を成就して〔世に〕住みます。これは、第六の解脱です。

(7)全てにわたり、無所有なる〔認識の〕場所を超越して、表象あるにもあらず表象なきにもあらざる〔認識の〕場所非想非非想処を成就して〔世に〕住みます。これは、第七の解脱です。

(8)全てにわたり、表象あるにもあらず表象なきにもあらざる〔認識の〕場所を超越して、表象と感覚の止滅想受滅を成就して〔世に〕住みます。これは、第八の解脱です。比丘たちよ、まさに、これらの八つの解脱があります」と。〔以上が〕第六となる。

注釈【0】