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翻訳【33】

怠らないことの章

〔気づきを〕怠らないこと不放逸は、不死の境処である。怠ること( 放逸)は、死魔の境処である。〔気づきを〕怠らない者たちは、死ぬことがない(常に目覚めている)〔気づきを〕怠る者たちは、彼らは、死んだままである。

怠らないことについて、賢者たちは、このように、「殊勝のものである」と知って、〔気づきを〕怠らないことに歓喜する⸺聖者たちの境涯に喜びある者たちとして。

彼らは、常久の瞑想者たちであり、常に断固たる勤勉〔努力〕ある者たちである。〔常に気づきを怠らない〕慧者たちは、涅槃〔の境処〕を体得する⸺束縛からの平安( 軛安穏)という無上なるものを。

奮起あり、気づきあり、清らかな行為( )あり、〔物事を〕真摯に為し、自制し、法(教え)によって生き、〔気づきを〕怠らない者であるなら、〔彼の〕福徳は〔自ずと〕増え行く。

奮起によって、〔気づきを〕怠らないことによって、自制によって、さらに、調御によって、思慮ある者は、洲を作るがよい⸺それを、激流が押し流さないものとして。

怠ることに専念するのが、愚者たちであり、思慮浅き人たちである。しかしながら、思慮ある者は、怠らないことに〔専念する〕⸺最勝の財を守るように。

怠ることに専念してはならない。欲望の歓楽や親愛〔の情〕〔耽溺しては〕ならない。なぜなら、〔気づきを〕怠ることなく、〔常に〕瞑想している者は、広大なる安楽に至り得るからである。

賢者が、〔気づきを〕怠らないことによって、怠ることを除く、そのとき、智慧(慧・般若 )の高楼に登って、憂いなき者となり、憂いある人々を〔見る〕。山に立つ者が、地に立つ者たちを〔見る〕ように、慧者は、愚者たちを、〔智慧の眼で〕注視する。

怠りある者たちのなかにいながら怠らない者がいる。眠りについた者たちのなかにいながら多く起きている者がいる。駿馬が、駄馬を〔置き去りにする〕ように、思慮深き者は、〔怠りある者たちを〕捨棄して行く。

〔気づきを〕怠らないことによって、天〔の神々〕たちのなかの最勝〔の地位〕に至ったのが、マガヴァント(帝釈天・インドラ神)である。怠らないことを、〔賢者たちは〕賞賛する。怠ることは、〔賢者たちによって〕常に非難されてきた。

怠らないことに喜びある比丘は、あるいは、怠ることに恐怖を見る者であり、束縛するもの( )を、微細なるものも、粗大なるものも、火のように焼き尽くしながら去り行く。

怠らないことに喜びある比丘は、あるいは、怠ることに恐怖を見る者であり、〔境涯の〕遍き衰退は有りえず、まさしく、涅槃の現前にある。

怠らないことの章が第二となり、〔以上で〕終了となる。

注釈【0】