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翻訳【20】

憤怒の経

まさに、このことが、世尊によって説かれ、阿羅漢によって説かれ、かくのごとく、わたしは聞きました。

「比丘たちよ、一つの法(性質)を捨棄しなさい。わたしは、あなたたちにとって、不還たることの保証人です。どのようなものが、一つの法(性質)なのですか。比丘たちよ、憤怒という一つの法(性質)を捨棄しなさい。わたしは、あなたたちにとって、不還たることの保証人です」と、この義(道理)を、世尊は説きました。そこにおいて、このことは、かくのごとく説かれます。

「すなわち、憤怒〔の思い〕で怒るなら、有情たちは、悪しき境遇に赴く。その憤怒〔の思い〕を正しく了知して、〔あるがままに〕観察する者たちは、〔憤怒の思いを〕捨棄する。〔憤怒の思いを〕捨棄して、いついかなる時であれ、この世には戻らない」と。

この義(道理)もまた、世尊によって説かれ、かくのごとく、わたしは聞きました。ということで、〔以上が〕第二となる。

注釈【0】