読み込み中

翻訳【20】

壊れ去るものの経

まさに、このことが、世尊によって説かれ、阿羅漢によって説かれ、かくのごとく、わたしは聞きました。

「比丘たちよ、この身体は、壊れ去るものです。識知〔作用〕:認識作用一般・自己と他者を識別する働き)は、離貪の法(性質)です(崩壊し散逸する)。一切の〔生存の〕依り所(依存の対象)は、無常であり、苦痛であり、変化の法(性質)です」と、この義(道理)を、世尊は説きました。そこにおいて、このことは、かくのごとく説かれます。

「そして、身体を壊れ去るものと知って、さらに、識知〔作用〕を消え去るものと〔知って〕、諸々の〔生存の〕依り所のうちに恐怖を見て、〔彼は〕生と死〔の輪廻〕を超え行った。最高の寂静に得達して、自己を修めた者は、〔為すべきことを為して、死の〕時を待つ」と。

この義(道理)もまた、世尊によって説かれ、かくのごとく、わたしは聞きました。ということで、〔以上が〕第八となる。

注釈【1】