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翻訳【17】

インダカの経

このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、ラージャガハに住んでおられます。インダクータ山にあるインダカ夜叉の居所において。そこで、まさに、インダカ夜叉が、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、世尊に、詩偈をもって語りかけました。

〔夜叉が、詩偈に言う〕「『形態:物質的身体・肉体)は、生命にあらず』と、覚者たちは説きます。いったい、どのように、この者は、この肉体を見出すのですか。彼の骨と臓器の肉塊は、どこから至り来るのですか。いったい、どのように、この者は、〔母の〕胎に執着するのですか」と。

〔世尊が、詩偈に言う〕「最初に、カララ(入胎後一週間)と成ります。カララから、アッブダ(入胎後二週間)と成ります。アッブダから、ペーシ(入胎後三週間)が生じます。ペーシから、ガナ(入胎後四週間)が発現します。ガナから、諸々のパサーカ(身体各部位)が生じます⸺諸々の髪が、諸々の毛が、さらに、諸々の爪もまた。

そして、すなわち、食べ物を、さらに、飲み物を、食料を、彼の母が食べるなら、それによって、彼は、そこにおいて、〔身を〕保ち行きます⸺人として、母の子宮に赴いた者は」と。

注釈【2】