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翻訳【16】

第二の山の経

サーヴァッティーに住んでおられます。……略……。「比丘たちよ、それは、たとえば、また、山の王たるヒマヴァントが、七つの芥子粒ほどの石粒を除いて、完全なる滅尽に〔至り〕、完全なる消尽に至るとします。比丘たちよ、それを、どう思いますか。いったい、まさに、どちらが、より多くありますか。あるいは、すなわち、完全に滅尽し完全に消尽した山の王たるヒマヴァントですか、あるいは、すなわち、七つの芥子粒ほどの残された石粒ですか」と。

「尊き方よ、これこそが、より多くあります。すなわち、この、完全に滅尽し完全に消尽した山の王たるヒマヴァントです。七つの芥子粒ほどの残された石粒は、少しばかりのものです。七つの芥子粒ほどの残された石粒は、完全に滅尽し完全に消尽した山の王たるヒマヴァントと比較して、まさしく、百分の一にも至らず、千分の一にも至らず、百千分の一にも至りません」と。「比丘たちよ、まさしく、このように、まさに、聖なる弟子にして〔正しい〕見解を成就した人たる知悉ある者にとって、これこそは、より多くあります。すなわち、この、完全に滅尽し完全に消尽した苦しみです。残されたものは、少しばかりのものです。すなわち、この、最高で七回〔の再生〕あることは、完全に滅尽し完全に消尽した過去の苦しみの範疇と比較して、まさしく、百分の一にも至らず、千分の一にも至らず、百千分の一にも至りません。比丘たちよ、このように、大いなる義(利益)あるのが、まさに、法(真理)の知悉です。このように、大いなる義(利益)あるのが、まさに、法(真理)の眼の獲得です」と。〔以上が〕第十となる。

注釈【1】