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翻訳【20】

悪しき境遇の者の経

世尊は、サーヴァッティーに住んでおられます。そこで、まさに、世尊は、比丘たちに告げました。「比丘たちよ」と。「幸甚なる方よ」と、それらの比丘たちは、世尊に答えました。世尊は、こう言いました。「比丘たちよ、この輪廻は、始源が思い考えられないものとしてあります。無明の妨害ある有情たちの、渇愛の束縛ある〔有情たちの〕、流転し輪廻している〔有情たちの〕、過去の突端は覚知されません。比丘たちよ、すなわち、悪しき境遇となり悪しき〔身体〕を具した者を、〔あなたたちが〕見るなら、ここにおいて、結論に至るべきです。『この長時にわたり、わたしたちもまた、このような形態〔の境遇〕を経験したのだ』と。それは、何を因とするのですか。……略……。比丘たちよ、そして、すなわち、これだけでも、一切の形成〔作用〕にたいし、まさしく、厭離するに十分なるものがあり、離貪するに十分なるものがあり、解脱するに十分なるものがあります」と。〔以上が〕第一となる。

注釈【0】