読み込み中

翻訳【14】

風の経

サーヴァッティーの因縁となります。「比丘たちよ、いったい、まさに、何が存しているとき、何に執取して、何に固着して、このような見解が生起するのですか。『諸々の風は吹かない。諸々の川は流れない。妊婦たちは産まない。月と日は、あるいは、昇り行くことも、あるいは、離れ去ることも、なく、止住する石柱のように止住している』」と。「尊き方よ、わたしたちにとって、諸々の法(教え)は、世尊を根元とするものであり……略……。「比丘たちよ、まさに、形態が存しているとき、形態に執取して、形態に固着して、このような見解が生起します。『諸々の風は吹かない。……略……止住する石柱のように止住している』と。感受〔作用〕が存しているとき……略……。表象〔作用〕が存しているとき……略……。諸々の形成〔作用〕が存しているとき……。識知〔作用〕が存しているとき、識知〔作用〕に執取して、識知〔作用〕に固着して、このような見解が生起します。『諸々の風は吹かない。……略……止住する石柱のように止住している』と。

比丘たちよ、それを、どう思いますか。形態は、あるいは、常住ですか、あるいは、無常ですか」と。「尊き方よ、無常です」〔と〕。「……略……変化の法(性質)であるなら、さて、いったい、それに執取せずして〔そののち〕、このような見解が生起するでしょうか。『諸々の風は吹かない。……略……止住する石柱のように止住している』」と。「尊き方よ、まさに、このことは、さにあらず」〔と〕。「比丘たちよ、かくのごとく、まさに、苦しみが存しているとき、苦しみに執取して、苦しみに固着して、このような見解が生起します。『諸々の風は吹かない。……略……止住する石柱のように止住している』と。感受〔作用〕は……。表象〔作用〕は……。諸々の形成〔作用〕は……。識知〔作用〕は、あるいは、常住ですか、あるいは、無常ですか」と。「尊き方よ、無常です」〔と〕。「……略……変化の法(性質)であるなら、さて、いったい、それに執取せずして〔そののち〕、このような見解が生起するでしょうか。『諸々の風は吹かない。……略……止住する石柱のように止住している』」と。「尊き方よ、まさに、このことは、さにあらず」〔と〕。「比丘たちよ、かくのごとく、まさに、苦しみが存しているとき、苦しみに執取して、苦しみに固着して、このような見解が生起します。『諸々の風は吹かない。諸々の川は流れない。妊婦たちは産まない。月と日は、あるいは、昇り行くことも、あるいは、離れ去ることも、なく、止住する石柱のように止住している』」と。〔以上が〕第一となる。

注釈【0】