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翻訳【16】

放捨の経

サーヴァッティーの因縁となります。まさに、尊者アーナンダは……略……。「友よ、サーリプッタよ、まさに、あなたには、清らかとなった諸々の〔感官の〕機能があり、完全なる清浄にして完全なる清白の顔色があります。尊者サーリプッタは、今日、どのような住によって〔世に〕住んだのですか」と。

「友よ、ここに、わたしは、かつまた、安楽の捨棄あることから、かつまた、苦痛の捨棄あることから、まさしく、過去において、悦意と失意の滅至あることから、苦でもなく楽でもない、放捨による気づきの完全なる清浄たる、第四の瞑想第四禅を成就して〔世に〕住みます。友よ、〔まさに〕その、わたしに、あるいは、『わたしは、第四の瞑想に入定する』と、あるいは、『わたしは、第四の瞑想に入定したのだ』と、あるいは、『わたしは、第四の瞑想から出起したのだ』と、このような〔思いは〕有りません」と。また、なぜなら、そのように、尊者サーリプッタの、わたしという作り為しとわたしのものという作り為しからなる諸々の思量の悪習は、長夜にわたり、善く完破され、それゆえに、尊者サーリプッタに、あるいは、「わたしは、第四の瞑想に入定する」と、あるいは、「わたしは、第四の瞑想に入定したのだ」と、あるいは、「わたしは、第四の瞑想から出起したのだ」と、このような〔思いが〕有ることはない、ということです。〔以上が〕第四となる。

注釈【0】