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翻訳【17】

〔感官の〕機能の成就者の経

そこで、まさに、或るひとりの比丘が、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。……略……。一方に坐った、まさに、その比丘は、世尊に、こう言いました。「尊き方よ、『〔感官の〕機能の成就者』『〔感官の〕機能の成就者』と説かれます。尊き方よ、いったい、まさに、どのようなことから、〔感官の〕機能の成就者と成るのですか」と。

「もし、比丘が、眼の〔感官の〕機能眼根における生成と衰失の随観ある者として〔世に〕住んでいるなら、眼の〔感官の〕機能にたいし厭離します。……略……。もし、比丘が、舌の〔感官の〕機能舌根における生成と衰失の随観ある者として〔世に〕住んでいるなら、舌の〔感官の〕機能にたいし厭離します。……略……。もし、比丘が、意の〔感官の〕機能意根における生成と衰失の随観ある者として〔世に〕住んでいるなら、意の〔感官の〕機能にたいし厭離します。厭離している者は、離貪します。……略……。解脱したとき、『解脱したのだ』と、知恵が有ります。『生は滅尽し、梵行は完成された。為すべきことは為された。〔もはや〕他に、この場へと〔赴くことは〕ない』と覚知します。比丘よ、このことから、まさに、〔感官の〕機能の成就者と成ります」と。〔以上が〕第九となる。

注釈【1】