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翻訳【17】

第一のサミッディの悪魔についての問いの経

或る時のことです。世尊は、ラージャガハに住んでおられます。ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパにおいて。そこで、まさに、尊者サミッディが、世尊のおられるところに……略……世尊に、こう言いました。「尊き方よ、『悪魔』『悪魔』と説かれます。尊き方よ、いったい、まさに、どのようなことから、あるいは、悪魔が存在するのですか、あるいは、悪魔という通称が〔存在するのですか〕」と。

「サミッディよ、そこにおいて、まさに、眼が存在し、諸々の形態が存在し、眼の識知〔作用〕が存在し、眼の識知〔作用〕によって識知されるべき諸々の法(性質)が存在するなら、そこにおいて、あるいは、悪魔が存在し、あるいは、悪魔という通称が〔存在します〕。耳が存在し、諸々の音声が存在し、耳の識知〔作用〕が存在し、耳の識知〔作用〕によって識知されるべき諸々の法(性質)が存在するなら、そこにおいて、あるいは、悪魔が存在し、あるいは、悪魔という通称が〔存在します〕。鼻が存在し、諸々の臭気が存在し、鼻の識知〔作用〕が存在し、鼻の識知〔作用〕によって識知されるべき諸々の法(性質)が存在するなら、そこにおいて、あるいは、悪魔が存在し、あるいは、悪魔という通称が〔存在します〕。舌が存在し、諸々の味感が存在し、舌の識知〔作用〕が存在し、舌の識知〔作用〕によって識知されるべき諸々の法(性質)が存在するなら、そこにおいて、あるいは、悪魔が存在し、あるいは、悪魔という通称が〔存在します〕。身が存在し、諸々の感触が存在し、身の識知〔作用〕が存在し、身の識知〔作用〕によって識知されるべき諸々の法(性質)が存在するなら、そこにおいて、あるいは、悪魔が存在し、あるいは、悪魔という通称が〔存在します〕。意が存在し、諸々の法(意の対象)が存在し、意の識知〔作用〕が存在し、意の識知〔作用〕によって識知されるべき諸々の法(性質)が存在するなら、そこにおいて、あるいは、悪魔が存在し、あるいは、悪魔という通称が〔存在します〕

サミッディよ、しかしながら、そこにおいて、まさに、眼が存在せず、諸々の形態が存在せず、眼の識知〔作用〕が存在せず、眼の識知〔作用〕によって識知されるべき諸々の法(性質)が存在しないなら、そこにおいて、あるいは、悪魔は存在せず、あるいは、悪魔という通称は〔存在しません〕。耳が存在せず……略……。鼻が存在せず……略……。舌が存在せず、諸々の味感が存在せず、舌の識知〔作用〕が存在せず、舌の識知〔作用〕によって識知されるべき諸々の法(性質)が存在しないなら、そこにおいて、あるいは、悪魔は存在せず、あるいは、悪魔という通称は〔存在しません〕。身が存在せず……略……。意が存在せず、諸々の法(意の対象)が存在せず、意の識知〔作用〕が存在せず、意の識知〔作用〕によって識知されるべき諸々の法(性質)が存在しないなら、そこにおいて、あるいは、悪魔は存在せず、あるいは、悪魔という通称は〔存在しません〕」と。〔以上が〕第三となる。

注釈【1】