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翻訳【20】

空である世の経

そこで、まさに、尊者アーナンダが……略……世尊に、こう言いました。「尊き方よ、『空である世』『空である世』と説かれます。尊き方よ、いったい、まさに、どのようなことから、『空である世』と説かれるのですか」と。「アーナンダよ、そして、すなわち、まさに、空であることから⸺あるいは、自己〔の観点〕によって、あるいは、自己に属するもの〔の観点〕によって⸺それゆえに、『空である世』と説かれます。アーナンダよ、では、何が、空なのですか⸺あるいは、自己〔の観点〕によって、あるいは、自己に属するもの〔の観点〕によって。アーナンダよ、まさに、眼は、空です⸺あるいは、自己〔の観点〕によって、あるいは、自己に属するもの〔の観点〕によって。諸々の形態は、空です⸺あるいは、自己〔の観点〕によって、あるいは、自己に属するもの〔の観点〕によって。眼の識知〔作用〕は、空です⸺あるいは、自己〔の観点〕によって、あるいは、自己に属するもの〔の観点〕によって。眼の接触は、空です⸺あるいは、自己〔の観点〕によって、あるいは、自己に属するもの〔の観点〕によって。……略……。すなわち、また、この、意の接触という縁あることから生起する、感受されたものであるなら、あるいは、安楽も、あるいは、苦痛も、あるいは、苦でもなく楽でもないものも、それもまた、空です⸺あるいは、自己〔の観点〕によって、あるいは、自己に属するもの〔の観点〕によって。アーナンダよ、そして、すなわち、まさに、空であることから⸺あるいは、自己〔の観点〕によって、あるいは、自己に属するもの〔の観点〕によって⸺それゆえに、『空である世』と説かれます」と。〔以上が〕第二となる。

注釈【1】