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翻訳【23】

チャーラーの経

サーヴァッティーの因縁となります。そこで、まさに、チャーラー比丘尼は、早刻時に、着衣して……略……或るどこかの木の根元において、昼の休息のために坐りました。そこで、まさに、悪魔パーピマントが、チャーラー比丘尼のいるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、チャーラー比丘尼に、こう言いました。「比丘尼よ、いったい、何を、あなたは喜ばないのですか」と。「友よ、生(世に生まれること)を、まさに、わたしは喜びません」と。

〔悪魔が、詩偈に言う〕「いったい、どうして、あなたは、生を喜ばないのですか。生まれた者は、諸々の欲望〔の対象〕を享受します。いったい、誰が、あなたに、このことを執取させたのですか。『比丘尼よ、生を喜んではいけない』」と。

〔チャーラーが、詩偈に言う〕「生まれた者には、死が有る。生まれた者は、諸々の苦しみに触れる⸺結縛に、殴打に、遍き〔心の〕汚れに。それゆえに、生を喜ばない。

覚者は、法(教え)を説示した⸺生の超越〔という法を〕を。一切の苦しみを捨棄するために、彼は、わたしを、真理において確たるものとした。

そして、すなわち、形態〔の界域〕(色界)に近しく赴く有情たちも、さらに、すなわち、形態なき〔界域〕(無色界)に止住する者たちも、止滅〔の界域〕を覚知することなく、さらなる生存に帰り来る者たちである」と。

そこで、まさに、悪魔パーピマントは、「チャーラー比丘尼は、わたしのことを知る」と、苦痛の者となり、失意の者となり、まさしく、その場において、消没した、ということです。

注釈【2】