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翻訳【16】

第二の保持の経

「比丘たちよ、まさに、あなたたちは、わたしによって説示された四つの聖なる真理を保持していますか」と。このように説かれたとき、或るひとりの比丘が、世尊に、こう言いました。「尊き方よ、まさに、わたしは、世尊によって説示された四つの聖なる真理を保持しています」と。

「比丘よ、また、すなわち、どのように、あなたは、わたしによって説示された四つの聖なる真理を保持していますか」と。「尊き方よ、苦しみを、まさに、わたしは、世尊によって説示された第一の聖なる真理として保持しています。尊き方よ、まさに、彼が誰であれ、あるいは、沙門が、あるいは、婆羅門が、『この苦しみは、すなわち、沙門ゴータマによって説示された、第一の聖なる真理ではない』と、このように説くとして、わたしが、この苦しみを、第一の聖なる真理として拒絶して、他の苦しみを、第一の聖なる真理として報知することになる、という、この状況は見出されません。尊き方よ、苦しみの集起を、まさに、わたしは、世尊によって説示された……略……。尊き方よ、苦しみの止滅に至る〔実践の〕道を、まさに、わたしは、世尊によって説示された第四の聖なる真理として保持しています。尊き方よ、まさに、彼が誰であれ、あるいは、沙門が、あるいは、婆羅門が、『この苦しみの止滅に至る〔実践の〕道は、すなわち、沙門ゴータマによって説示された、第四の聖なる真理ではない』と、このように説くとして、わたしが、この苦しみの止滅に至る〔実践の〕道を、第四の聖なる真理として拒絶して、他の苦しみを、第四の聖なる真理として報知することになる、という、この状況は見出されません。尊き方よ、このように、まさに、わたしは、世尊によって説示された四つの聖なる真理を保持しています」と。

「比丘よ、善きかな、善きかな。比丘よ、善きかな、まさに、あなたは、わたしによって説示された四つの聖なる真理を保持しています。比丘よ、苦しみを、まさに、わたしによって説示された第一の聖なる真理として、そのように、それを保持しなさい。比丘よ、まさに、彼が誰であれ、あるいは、沙門が、あるいは、婆羅門が、『この苦しみは、すなわち、沙門ゴータマによって説示された、第一の聖なる真理ではない』と、このように説くとして、わたしが、この苦しみを、第一の聖なる真理として拒絶して、他の苦しみを、第一の聖なる真理として報知することになる、という、この状況は見出されません。比丘よ、苦しみの集起を、まさに……略……。比丘よ、苦しみの止滅を、まさに……略……。比丘よ、苦しみの止滅に至る〔実践の〕道を、まさに、わたしによって説示された第四の聖なる真理として、そのように、それを保持しなさい。比丘よ、まさに、彼が誰であれ、あるいは、沙門が、あるいは、婆羅門が、『この苦しみの止滅に至る〔実践の〕道は、すなわち、沙門ゴータマによって説示された、第四の聖なる真理ではない』と、このように説くとして、わたしが、この苦しみの止滅に至る〔実践の〕道を、第四の聖なる真理として拒絶して、他の苦しみを、第四の聖なる真理として報知することになる、という、この状況は見出されません。比丘よ、このように、まさに、あなたは、わたしによって説示された四つの聖なる真理を保持しなさい」と。

「比丘よ、それゆえに、ここに、『これは、苦しみである』と、〔心の〕制止が為されるべきであり……略……『これは、苦しみの止滅に至る〔実践の〕道である』と、〔心の〕制止が為されるべきです」と。〔以上が〕第六となる。

注釈【0】