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翻訳【17】

母を養う者の経

サーヴァッティーの因縁となります。そこで、まさに、母を養う婆羅門が、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、世尊を相手に共に挨拶しました。共に挨拶し記憶されるべき話を交わして、一方に坐りました。一方に坐った、まさに、母を養う婆羅門は、世尊に、こう言いました。「貴君ゴータマよ、まさに、わたしは、法(正義)によって、行乞〔の施食〕を遍く探し求めます。法(正義)によって、行乞〔の施食〕を遍く探し求めて、母と父を養います。貴君ゴータマよ、どうでしょう、わたしが、このように為す者であるなら、〔わたしは〕為すべきことを為す者として〔世に〕有りますか」と。「婆羅門よ、たしかに、あなたが、このように為す者であるなら、〔あなたは〕為すべきことを為す者として〔世に〕有ります。婆羅門よ、彼が、まさに、法(正義)によって、行乞〔の施食〕を遍く探し求めるなら、法(正義)によって、行乞〔の施食〕を遍く探し求めて、母と父を養うなら、彼は、多くの功徳を生みます」と。

〔世尊が、詩偈に言う〕「すなわち、人が、母を、あるいは、父を、法(正義)によって養うなら、母と父にたいする、その世話によって、彼を⸺まさしく、この〔世において〕、彼を⸺賢者たちは賞賛し、〔彼は〕死してのち、天上において歓喜する」と。

このように説かれたとき、母を養う婆羅門は、世尊に、こう言いました。「貴君ゴータマよ、すばらしいことです。貴君ゴータマよ、すばらしいことです。……略……。貴君ゴータマは、わたしを、在俗信者として認めてください⸺今日以後、命ある限り、帰依所に赴いた者として」と。

注釈【1】