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翻訳【17】

ガッガラーの経

或る時のことです。世尊は、チャンパーに住んでおられます。ガッガラーの蓮池の岸辺において。大いなる比丘の僧団である、五百ばかりの比丘たちと共に。そして、七百の在俗信者たちと〔共に〕、かつまた、七百の女性在俗信者たちと〔共に〕、さらに、幾千の天神たちと〔共に〕。まさに、世尊は、彼らに輝きまさります⸺まさしく、そして、色艶によって、さらに、福徳によって。そこで、まさに、尊者ヴァンギーサに、この〔思い〕が有りました。「まさに、この方は、世尊は、ラージャガハに住んでおられる。ガッガラーの蓮池の岸辺において。五百ばかりの比丘たちと共に。そして、七百の在俗信者たちと〔共に〕、かつまた、七百の女性在俗信者たちと〔共に〕、さらに、幾千の天神たちと〔共に〕。まさに、世尊は、彼らに輝きまさる⸺まさしく、そして、色艶によって、さらに、福徳によって。それなら、さあ、わたしは、世尊を、〔その〕面前で、諸々の適切なる詩偈をもって奉賛するのだ」と。

そこで、まさに、尊者ヴァンギーサは、坐から立ち上がって、一つの肩に上衣を掛けて、世尊のおられるところに、そこへと合掌を手向けて、世尊に、こう言いました。「世尊よ、わたしに、〔詩偈が〕明白となります。善き至達者たる方よ、わたしに、〔詩偈が〕明白となります」と。「ヴァンギーサよ、あなたに、〔詩偈が〕明白となれ」と、世尊は言いました。そこで、まさに、尊者ヴァンギーサは、世尊を、〔その〕面前で、適切なる詩偈をもって奉賛しました。

〔ヴァンギーサが、詩偈に言う〕「あたかも、雷雲が離れ去った天空における月のように、〔世俗の〕垢を離れた方は、太陽のように光り輝く。アンギーラサ(放光者・ブッダの尊称の一つ)よ、また、このように、あなたは、偉大なる牟尼として、福徳によって、一切の世に輝きまさる」と。

注釈【1】