読み込み中

翻訳【19】

ポーサーラ学徒の問い%

かくのごとく、尊者ポーサーラが〔尋ねた〕〔心に〕動揺なく、〔一切の〕疑念を断ち、過去を〔過去として、あるがままに〕指し示す、〔まさに〕その、一切の法(事象)の彼岸に至る方に、問い尋ねることを義(目的)として、〔わたしは〕やってまいりました。(1)

実体を離れた形態の表象ある者(形態の表象を超越した者)の、一切の身体を捨棄する者の、『かつまた、内も、かつまた、外も、何であれ、存在しない』と〔あるがままに〕見ている者の⸺〔彼の〕知恵を、釈迦〔族〕の方よ、〔わたしは〕尋ねます。そのような種類の者は、どのように導かれるのですか」〔と〕(2)

かくのごとく、世尊は〔答えた〕「ポーサーラよ、一切の識知〔作用〕の止住(固着・停滞)を証知している如来は、この止住している〔識知作用〕〔あるがままに〕知ります。解脱したことを〔知り〕、その行き着く所を〔知ります〕(3)

無所有〔の境地〕の発生を知って、『愉悦は、〔人を〕束縛するものである』と〔知ります〕。このように、このことを証知して、そののち、そこにおいて、〔あるがままの無常を〕観察します。〔梵行の〕完成者にして〔真の〕婆羅門たる彼には、この真実の知恵があります」〔と〕。ということで⸺(4)

ポーサーラ学徒の問いが第十四となり、〔以上で〕終了となる。

注釈【1】