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翻訳【19】

ドータカ学徒の問い%

かくのごとく、尊者ドータカが〔尋ねた〕「世尊よ、〔わたしは〕あなたに尋ねます。それを、わたしに説いてください。偉大なる聖賢よ、〔わたしは〕あなたの言葉を待ち望みます。あなたの話を聞いて、自己の涅槃を学ぶのです」〔と〕(1)

かくのごとく、世尊は〔答えた〕「ドータカよ、まさに、それでは、熱く為しなさい⸺まさしく、この〔世において〕、賢明なる者となり、気づきある者となり。これから〔告げ知らせる、わたしの〕話を聞いて、自己の涅槃を学ぶのです」〔と〕(2)

〔尊者ドータカが言った〕「わたしは、見ます⸺天〔の神々〕と人間たちの世において、〔正しく〕振る舞う、無一物の婆羅門を。一切に眼ある方よ、〔まさに〕その、あなたを、〔わたしは〕礼拝します。釈迦〔族〕の方よ、わたしを、諸々の懐疑から解き放ってください」〔と〕(3)

〔世尊は答えた〕「わたしは、〔あなたを、諸々の懐疑から〕解き放つことはできません。ドータカよ、誰であれ、世における懐疑者を、〔諸々の懐疑から解き放つことはできないのです〕。ですから、最勝の法(真理)〔常に〕証知しながら、このように、あなたは、〔あなた自身で〕この激流を超えるのです」〔と〕(4)

〔尊者ドータカが言った〕「梵たる方よ、慈悲ある者として、教えてください⸺わたしが識知しなければならない、〔まさに〕その、遠離の法(教え)を。すなわち、わたしが、虚空のように、〔誰をも〕憎悪することなく、まさしく、この〔世において〕、寂静なる者として、依存なき者として、〔あるがままに〕行なうべく」〔と〕(5)

かくのごとく、世尊は〔答えた〕「ドータカよ、あなたに、〔真の〕寂静を述べ伝えましょう⸺所見の法現法:現世)における、伝え聞きではない〔真の寂静〕を。それを知って、〔あるがままに〕行なう、気づきある者は、世における執着を超えるのです」〔と〕(6)

〔尊者ドータカが言った〕「そして、その〔真の寂静〕を、わたしは大いに喜びます⸺偉大なる聖賢よ、〔あなたが説くであろう〕最上の寂静を。それを知って、〔あるがままに〕行なう、気づきある者は、世における執着を超えるのです」〔と〕(7)

かくのごとく、世尊は〔答えた〕「ドータカよ、それが何であれ、〔あなたが〕正しく知るなら、上に、下に、さらに、また、横に、〔その〕中間において、これを、『世における執着〔の対象〕である』と知って、種々なる生存のために、渇愛〔の思い〕を為してはなりません」〔と〕。ということで⸺(8)

ドータカ学徒の問いが第五となり、〔以上で〕終了となる。

注釈【0】