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翻訳【17】

短命の者たちの経

このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、サーヴァッティーに住んでおられます。ジェータ林のアナータピンディカ〔長者〕の林園において。そこで、まさに、尊者アーナンダは、夕刻時に、静坐から出起し、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、世尊を敬拝して、一方に坐りました。一方に坐った、まさに、尊者アーナンダは、世尊に、こう言いました。「尊き方よ、めったにないことです。尊き方よ、はじめてのことです。尊き方よ、なぜなら、世尊の母が、それほどまでに短命の者として〔世に〕有ったからです。世尊が生まれて七日のとき、世尊の母は、命を終え、兜率〔天〕の身体に再生しました」と。

「アーナンダよ、このように、このことはあります。アーナンダよ、なぜなら、菩薩の母たちは、短命の者たちとして〔世に〕有るからです。菩薩たちが生まれて七日のとき、菩薩の母たちは、命を終え、兜率〔天〕の身体に再生します」と。

そこで、まさに、世尊は、この義(道理)を見出して、その時に、この感興〔の言葉〕を唱えました。

「彼らが誰であれ、〔生類として世に〕有ったなら、あるいは、また、彼らが、〔生類として世に〕有るであろうなら、全ての者たちが、肉身を捨棄して、去り行くであろう。智者は、〔まさに〕その、全ての者たちの衰退を知って、熱情ある者となり、梵行(禁欲清浄行)を歩むがよい」と。〔以上が〕第二となる。

注釈【1】