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翻訳【17】

第一のラクンダカ・バッディヤの経

このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、サーヴァッティーに住んでおられます。ジェータ林のアナータピンディカ〔長者〕の林園において。また、まさに、その時点にあって、尊者サーリプッタは、尊者ラクンダカ・バッディヤに、無数の教相(具体的説明・法門)によって、法(教え)の講話によって、〔教えを〕見示し、受持させ、激励し、感動させます。

そこで、まさに、尊者ラクンダカ・バッディヤが、尊者サーリプッタによって、無数の教相によって、法(教え)の講話によって、〔教えを〕見示され、受持させられ、激励され、感動させられていると、心は、〔何も〕執取せずして、諸々の煩悩から解脱しました。

まさに、世尊は、尊者ラクンダカ・バッディヤが、尊者サーリプッタによって、無数の教相によって、法(教え)の講話によって、〔教えを〕見示され、受持させられ、激励され、感動させられていると、心が、〔何も〕執取せずして、諸々の煩悩から解脱したのを見ました。

そこで、まさに、世尊は、この義(道理)を見出して、その時に、この感興〔の言葉〕を唱えました。

「上に、下に、一切所に解脱した者は、『このわたしは、存在する』と随観する者にあらず。このように解脱した者は、過去に超えられたことなき激流を超え渡った⸺さらなる生存なきために」と。〔以上が〕第一となる。

注釈【0】