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翻訳【17】

渇愛の消滅の経

このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、サーヴァッティーに住んでおられます。ジェータ林のアナータピンディカ〔長者〕の林園において。また、まさに、その時点にあって、尊者アンニャーシ・コンダンニャが、世尊から遠く離れていないところで、結跏を組んで、身体を真っすぐに立てて、渇愛の消滅〔の境地〕における解脱を注視しながら、坐った状態でいます。

まさに、世尊は、尊者アンニャーシ・コンダンニャが、遠く離れていないところで、結跏を組んで、身体を真っすぐに立てて、渇愛の消滅〔の境地〕における解脱を注視しながら、坐っているのを見ました。

そこで、まさに、世尊は、この義(道理)を見出して、その時に、この感興〔の言葉〕を唱えました。

「彼の、〔渇愛の〕根が地に存在せず、〔渇愛の〕葉が存在しないなら、どうして、〔渇愛の〕蔓があるというのだろう。結縛から解き放たれた、その慧者を⸺彼を非難することが、誰ができるというのだろう。天〔の神々〕たちもまた、彼を賞賛し、梵〔天〕(ブラフマー神)からもまた、賞賛される者となる」と。〔以上が〕第六となる。

注釈【0】