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翻訳【23】

第一の涅槃に関係したものの経

このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、サーヴァッティーに住んでおられます。ジェータ林のアナータピンディカ〔長者〕の林園において。また、まさに、その時点にあって、世尊は、比丘たちに、涅槃に関係した法(教え)の講話によって、〔教えを〕見示し、受持させ、激励し、感動させます。ここに、それらの比丘たちは、義(意味)あるものと為して、意を為して、心をもって、全てに集中して、耳を傾け、法(教え)を聞きます。

そこで、まさに、世尊は、この義(道理)を見出して、その時に、この感興〔の言葉〕を唱えました。

「比丘たちよ、その〔認識の〕場所は存在します⸺そこにおいては、まさしく、地なく、水なく、火なく、風なく、虚空無辺なる〔認識の〕場所空無辺処:虚空のように終わりはない、という瞑想の境地)なく、識知無辺なる〔認識の〕場所識無辺処:心意識に終わりはない、という瞑想の境地)なく、無所有なる〔認識の〕場所無所有処:いかなるものも断片的対象物として存在しない、という瞑想の境地)なく、表象あるにもあらず表象なきにもあらざる〔認識の〕場所非想非非想処:表象があるでもなく表象がないでもない、という瞑想の境地)なく、この世なく、他の世なく、月と日の両者もありません。比丘たちよ、そこで、また、わたしは、まさしく、帰る所(現世)を説かず、赴く所(来世)〔説か〕ず、止住を〔説か〕ず、死滅を〔説か〕ず、再生を〔説か〕ず、これ(涅槃)を、まさしく、依って立つところなきものと〔説き〕〔対象として〕転起されることなきものと〔説き〕〔転起された〕対象ならざるものと〔説きます〕。これこそは、苦しみの終極です」と。〔以上が〕第一となる。

注釈【0】