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翻訳【14】

第一の降下行の経

また、まさに、その時点にあって、ジャーヌッソーニ婆羅門が、斎戒のその日、頭を洗い、新しいひと組の麻衣を着衣し、濡れたひと握りの草を掴んで、世尊から遠く離れていないところで、一方に立った状態でいます。

まさに、世尊は、ジャーヌッソーニ婆羅門が、斎戒のその日、頭を洗い、新しいひと組の麻衣を着衣し、濡れたひと握りの草を掴んで、一方に立っているのを見ました。見て、ジャーヌッソーニ婆羅門に、こう言いました。「婆羅門よ、いったい、どうして、あなたは、斎戒のその日、頭を洗い、新しいひと組の麻衣を着衣し、濡れたひと握りの草を掴んで、一方に立っているのですか。いったい、何が、今日、婆羅門の家にあるのですか」と。「貴君ゴータマよ、降下行が、今日、婆羅門の家にあります」と。

「婆羅門よ、また、すなわち、どのように、婆羅門たちの降下行は有るのですか」と。「貴君ゴータマよ、ここに、婆羅門たちは、斎戒のその日、頭を洗い、新しいひと組の麻衣を着衣し、濡れた牛糞で地を塗り清めて、諸々の緑あざやかな草を広げて、そして、〔土地の〕境からの中途に、さらに、祭火堂からの中途に、臥所を営みます。彼らは、その夜のあいだ、三回、起き上がって、合掌の者たちとなり、祭火を礼拝します。『〔わたしたちは〕尊き方のもとに降下します。〔わたしたちは〕尊き方のもとに降下します』と。さらに、多くの酥と油と生酥で祭火を満足させます。そして、その夜が明けると、上質の固形の食料や軟らかい食料で婆羅門たちを満足させます。貴君ゴータマよ、このように、婆羅門たちの降下行は有ります」と。

「婆羅門よ、まさに、他なるものとして、婆羅門たちの降下行は有り、また、そして、他なるものとして、聖者の律における降下行は有ります(両者は別個のあり方をしている)」と。「貴君ゴータマよ、また、すなわち、どのように、聖者の律における降下行は有るのですか。貴君ゴータマは、どうか、わたしに、すなわち、聖者の律における降下行が有るとおり、そのとおりに、法(教え)を説示してください」と。

「婆羅門よ、まさに、それでは、聞きなさい。善くしっかりと、意を為しなさい。〔では〕語ります」と。「君よ、わかりました」と、まさに、ジャーヌッソーニ婆羅門は、世尊に答えました。世尊は、こう言いました。

(1)婆羅門よ、ここに、聖なる弟子が、かくのごとく深慮します。『誤った見解には、まさに、悪しき報いが、まさしく、そして、所見の法(現世)においてあり、さらに、未来の運命としてある』と。彼は、かくのごとく深慮して、誤った見解を捨棄し、誤った見解から降下します。

(2)……。『誤った思惟には、まさに、悪しき報いが、まさしく、そして、所見の法(現世)においてあり、さらに、未来の運命としてある』と。彼は、かくのごとく深慮して、誤った思惟を捨棄し、誤った思惟から降下します。

(3)……。『誤った言葉には、まさに、悪しき報いが、まさしく、そして、所見の法(現世)においてあり、さらに、未来の運命としてある』と。彼は、かくのごとく深慮して、誤った言葉を捨棄し、誤った言葉から降下します。

(4)……。『誤った行業には、まさに、悪しき報いが、まさしく、そして、所見の法(現世)においてあり、さらに、未来の運命としてある』と。彼は、かくのごとく深慮して、誤った行業を捨棄し、誤った行業から降下します。

(5)……。『誤った生き方には、まさに、悪しき報いが、まさしく、そして、所見の法(現世)においてあり、さらに、未来の運命としてある』と。彼は、かくのごとく深慮して、誤った生き方を捨棄し、誤った生き方から降下します。

(6)……。『誤った努力には、まさに、悪しき報いが、まさしく、そして、所見の法(現世)においてあり、さらに、未来の運命としてある』と。彼は、かくのごとく深慮して、誤った努力を捨棄し、誤った努力から降下します。

(7)……。『誤った気づきには、まさに、悪しき報いが、まさしく、そして、所見の法(現世)においてあり、さらに、未来の運命としてある』と。彼は、かくのごとく深慮して、誤った気づきを捨棄し、誤った気づきから降下します。

(8)……。『誤った禅定には、まさに、悪しき報いが、まさしく、そして、所見の法(現世)においてあり、さらに、未来の運命としてある』と。彼は、かくのごとく深慮して、誤った禅定を捨棄し、誤った禅定から降下します。

(9)……。『誤った知恵には、まさに、悪しき報いが、まさしく、そして、所見の法(現世)においてあり、さらに、未来の運命としてある』と。彼は、かくのごとく深慮して、誤った知恵を捨棄し、誤った知恵から降下します。

(10)……。『誤った解脱には、まさに、悪しき報いが、まさしく、そして、所見の法(現世)においてあり、さらに、未来の運命としてある』と。彼は、かくのごとく深慮して、誤った解脱を捨棄し、誤った解脱から降下します」と。

「貴君ゴータマよ、他なるものとして、婆羅門たちの降下行は有り、また、そして、他なるものとして、聖者の律における降下行は有ります。貴君ゴータマよ、そして、婆羅門たちの降下行は、この、聖者の律における降下行の、十六分の一にも値しません。貴君ゴータマよ、すばらしいことです。……略……。貴君ゴータマは、わたしを、在俗信者として認めてください⸺今日以後、命ある限り、帰依所に赴いた者として」と。〔以上が〕第七となる。

注釈【0】