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翻訳【17】

マハー・コッティカの経

そこで、まさに、尊者マハー・コッティカが、尊者サーリプッタのいるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、尊者サーリプッタを相手に共に挨拶しました。共に挨拶し記憶されるべき話を交わして、一方に坐りました。一方に坐った、まさに、尊者マハー・コッティカは、尊者サーリプッタに、こう言いました。

「友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所六触処:眼触処・耳触処・鼻触処・舌触処・身触処・意触処)の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは存在するのでしょうか」と。

「友よ、まさに、このように〔尋ねては〕いけません」と。

「友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは存在しないのでしょうか」と。

「友よ、まさに、このように〔尋ねては〕いけません」と。

「友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは、かつまた、存在するのであり、かつまた、存在しないのでしょうか」と。

「友よ、まさに、このように〔尋ねては〕いけません」と。

「友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは、まさしく、存在することもないのであり、存在しないこともないのでしょうか」と。

「友よ、まさに、このように〔尋ねては〕いけません」と。

「『友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは存在するのでしょうか』と、かくのごとく尋ねられ、〔そのように〕存しつつ、『友よ、まさに、このように〔尋ねては〕いけません』と、〔あなたは〕説きます。『友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは存在しないのでしょうか』と、かくのごとく尋ねられ、〔そのように〕存しつつ、『友よ、まさに、このように〔尋ねては〕いけません』と、〔あなたは〕説きます。『友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは、かつまた、存在するのであり、かつまた、存在しないのでしょうか』と、かくのごとく尋ねられ、〔そのように〕存しつつ、『友よ、まさに、このように〔尋ねては〕いけません』と、〔あなたは〕説きます。『友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは、まさしく、存在することもないのであり、存在しないこともないのでしょうか』と、かくのごとく尋ねられ、〔そのように〕存しつつ、『友よ、まさに、このように〔尋ねては〕いけません』と、〔あなたは〕説きます。友よ、また、すなわち、どのように、この語られたことの義(意味)は見られるべきですか」と。

「『友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは存在するのでしょうか』と、かくのごとく説いている者は、虚構するべきではないものを虚構します。『友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは存在しないのでしょうか』と、かくのごとく説いている者は、虚構するべきではないものを虚構します。『友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは、かつまた、存在するのであり、かつまた、存在しないのでしょうか』と、かくのごとく説いている者は、虚構するべきではないものを虚構します。『友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、何であれ、他のものは、まさしく、存在することもないのであり、存在しないこともないのでしょうか』と、かくのごとく説いている者は、虚構するべきではないものを虚構します。友よ、およそ、六つの接触ある〔認識の〕場所に赴く所があるかぎり、それまでは、虚構戯論:分別妄想)に赴く所があります。友よ、およそ、虚構に赴く所があるかぎり、それまでは、六つの接触ある〔認識の〕場所に赴く所があります。友よ、六つの接触ある〔認識の〕場所の残りなき離貪と止滅あることから、虚構の止滅があり、虚構の寂止があります」と。〔以上が〕第三となる。

注釈【0】