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翻訳【16】

第一のスッカーの経

或る時のことです。世尊は、ラージャガハに住んでおられます。ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパにおいて。また、まさに、その時点にあって、スッカー比丘尼は、大いなる衆に取り囲まれ、法(教え)を説示します。そこで、まさに、スッカー比丘尼にたいし大いに清信している夜叉は、ラージャガハにおいて、道端から道端へと、十字路から十字路へと、近づいて行って、その時に、これらの詩偈を語ります。

〔夜叉が、詩偈に言う〕「ラージャガハにおいて、これらの者たちが、何を為したというのだ。人間たちは、蜜を飲んだかのように臥している。すなわち、不死の句を説示しているスッカーに近侍することなく。

また、しかしながら、遮るものなく、混ざりものなしの、〔まさに〕その、滋養ある〔不死の句〕を、思うに、智慧を有する者たちは飲む⸺〔待ち望んだ〕雷雲〔の水〕を、旅行く者(遊行者)たちが〔飲み干す〕ように」と。

注釈【1】