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翻訳【25】

涙の経

サーヴァッティーに住んでおられます。……略……。「比丘たちよ、この輪廻は、始源が思い考えられないものとしてあります。無明の妨害ある有情たちの、渇愛の束縛ある〔有情たちの〕、流転し輪廻している〔有情たちの〕、過去の突端は覚知されません。比丘たちよ、それを、どう思いますか。いったい、まさに、どちらが、より多くありますか。あるいは、すなわち、あなたたちが、この長時にわたり、流転し輪廻していると、意に適わない者たちとの結合あることから、意に適う者たちとの別離あることから、泣き叫び泣き悲しみながら、満ち溢れ流れ出た涙ですか、あるいは、すなわち、四つの大いなる海にある水ですか」と。「尊き方よ、すなわち、まさに、わたしたちが、世尊によって説示された法(教え)を了知するとおりに、尊き方よ、これこそが、より多くあります。すなわち、わたしたちが、この長時にわたり、流転し輪廻していると、意に適わない者たちとの結合あることから、意に適う者たちとの別離あることから、泣き叫び泣き悲しみながら、満ち溢れ流れ出た涙です⸺まさしく、しかし、四つの大いなる海にある水ではありません」と。

「比丘たちよ、善きかな、善きかな。比丘たちよ、善きかな、まさに、あなたたちは、このように、わたしによって説示された法(教え)を了知します。比丘たちよ、これこそが、より多くあります。すなわち、あなたたちが、この長時にわたり、流転し輪廻していると、意に適わない者たちとの結合あることから、意に適う者たちとの別離あることから、泣き叫び泣き悲しみながら、満ち溢れ流れ出た涙です⸺まさしく、しかし、四つの大いなる海にある水ではありません。比丘たちよ、長夜にわたり、あなたたちは、母の死を経験しました。〔まさに〕その、あなたたちが、母の死を経験していると、意に適わない者たちとの結合あることから、意に適う者たちとの別離あることから、泣き叫び泣き悲しみながら、満ち溢れ流れ出た涙です⸺まさしく、しかし、四つの大いなる海にある水ではありません。比丘たちよ、長夜にわたり、あなたたちは、父の死を経験しました。……略……。比丘たちよ、長夜にわたり、あなたたちは、兄弟の死を経験しました。……。比丘たちよ、長夜にわたり、あなたたちは、姉妹の死を経験しました。……。比丘たちよ、長夜にわたり、あなたたちは、息子の死を経験しました。……。比丘たちよ、長夜にわたり、あなたたちは、娘の死を経験しました。……。比丘たちよ、長夜にわたり、あなたたちは、親族の災厄を経験しました。……。比丘たちよ、長夜にわたり、あなたたちは、財物の災厄を経験しました。……。比丘たちよ、長夜にわたり、あなたたちは、病の災厄を経験しました。〔まさに〕その、あなたたちが、病の災厄を経験していると、意に適わない者たちとの結合あることから、意に適う者たちとの別離あることから、泣き叫び泣き悲しみながら、満ち溢れ流れ出た涙です⸺まさしく、しかし、四つの大いなる海にある水ではありません。それは、何を因とするのですか。比丘たちよ、この輪廻は、始源が思い考えられないものとしてあるからです。……略……。比丘たちよ、そして、すなわち、これだけでも、一切の形成〔作用〕にたいし、まさしく、厭離するに十分なるものがあり、離貪するに十分なるものがあり、解脱するに十分なるものがあります」と。〔以上が〕第三となる。

注釈【1】