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翻訳【15】

山猫の経

サーヴァッティーに住んでおられます。また、まさに、その時点にあって、或るひとりの比丘が、限度を超えて家々にたいし関係を持ちます。〔まさに〕その、この者に、比丘たちは、このように言いました。「尊者は、限度を超えて家々にたいし関係を持ってはいけません」と。その比丘は、比丘たちに説かれながら、〔家々から〕離れません。そこで、まさに、大勢の比丘たちが、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。近づいて行って、世尊を敬拝して、一方に坐りました。一方に坐った、まさに、それらの比丘たちは、世尊に、こう言いました。「尊き方よ、ここに、或るひとりの比丘が、限度を超えて家々にたいし関係を持ちます。〔まさに〕その、この者に、比丘たちは、このように言いました。『尊者は、限度を超えて家々にたいし関係を持ってはいけません』と。その比丘は、比丘たちに説かれながら、〔家々から〕離れません」と。

「比丘たちよ、過去の事ですが、隙間やどぶやごみためで、柔らかな鼠を狙いながら、止住している山猫が有りました。『すなわち、この柔らかな鼠が、餌場へと出て行くとき、まさしく、そこにおいて、その〔鼠〕を捕らえて喰うのだ』と。比丘たちよ、そこで、まさに、その柔らかな鼠は、餌場へと出て行きました。〔まさに〕その、この〔鼠〕を、山猫は捕らえて、無理やり、噛まずして飲み下しました。その柔らかな鼠は、その〔山猫〕の、腸をもまた喰い、腸間膜をもまた喰いました。その〔山猫〕は、それを因縁として、死にもまた遭遇し、死ぬほどの苦しみにもまた〔遭遇しました〕

比丘たちよ、まさしく、このように、まさに、ここに、一部の比丘は、早刻時に、着衣して鉢と衣料を取って、あるいは、村に、あるいは、町に、〔行乞の〕食のために入ります⸺まさしく、守られていない身体によって、守られていない言葉によって、守られていない心によって、現起されていない気づきによって、諸々の統御されていない〔感官の〕機能によって。彼は、そこにおいて、女性を、あるいは、だらしなく着衣した者を、あるいは、だらしなく着込んだ者を、見ます。女性を、あるいは、だらしなく着衣した者を、あるいは、だらしなく着込んだ者を、見て、貪欲〔の思い〕が、彼の心を転落させます。彼は、貪欲〔の思い〕で転落した心によって、それを因縁として、あるいは、死に遭遇し、あるいは、死ぬほどの苦しみに〔遭遇します〕。比丘たちよ、まさに、これは、聖者の律における死です⸺すなわち、〔彼が〕学びを拒絶して、下劣なところへと逆戻りするのは。比丘たちよ、まさに、これは、死ぬほどの苦しみです⸺すなわち、この、〔彼が〕何らかの或る汚染された罪を惹起するのは。そのような形態の罪からの出起が覚知されるとしても。比丘たちよ、それゆえに、ここに、このように学ぶべきです。『あるいは、村に、あるいは、町に、〔行乞の〕食のために入るのだ⸺まさしく、守られている身体によって、守られている言葉によって、守られている心によって、現起されている気づきによって、諸々の統御されている〔感官の〕機能によって』と。比丘たちよ、まさに、このように、あなたたちは学ぶべきです」と。〔以上が〕第十となる。

注釈【1】