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翻訳【16】

第一の悪魔の罠の経

「比丘たちよ、眼によって識知されるべき諸々の形態で、好ましく愛らしく意に適い、愛しい形態にして欲望を伴った貪るべきものが存在します。もし、比丘が、それに、愉悦し、迎合し、固執して止住するなら、比丘たちよ、この者は、『比丘として、悪魔の居住所に赴いた者、悪魔の支配に赴いた者、彼に、悪魔の罠が装着されたのだ。彼は、悪魔の結縛に結縛された者、パーピマント(悪魔)の欲するままに為される者となる』〔と〕説かれます。……略……。

比丘たちよ、舌によって識知されるべき諸々の味感で、好ましく愛らしく意に適い、愛しい形態にして欲望を伴った貪るべきものが存在します。もし、比丘が、それに、愉悦し、迎合し、固執して止住するなら、比丘たちよ、この者は、『比丘として、悪魔の居住所に赴いた者、悪魔の支配に赴いた者、彼に、悪魔の罠が装着されたのだ。彼は、悪魔の結縛に結縛された者、パーピマントの欲するままに為される者となる』〔と〕説かれます。……略……。

比丘たちよ、意によって識知されるべき諸々の法(意の対象)で、好ましく愛らしく意に適い、愛しい形態にして欲望を伴った貪るべきものが存在します。もし、比丘が、それに、愉悦し、迎合し、固執して止住するなら、比丘たちよ、この者は、『比丘として、悪魔の居住所に赴いた者、悪魔の支配に赴いた者、彼に、悪魔の罠が装着されたのだ。彼は、悪魔の結縛に結縛された者、パーピマントの欲するままに為される者となる』〔と〕説かれます。

比丘たちよ、そして、まさに、眼によって識知されるべき諸々の形態で、好ましく愛らしく意に適い、愛しい形態にして欲望を伴った貪るべきものが存在します。もし、比丘が、それに、愉悦せず、迎合せず、固執して止住しないなら、比丘たちよ、この者は、『比丘として、悪魔の居住所に赴かない者、悪魔の支配に赴かない者、彼に、悪魔の罠が解除されたのだ。彼は、悪魔の結縛から解放された者、パーピマントの欲するままに為される者とならない』〔と〕説かれます。……略……。

比丘たちよ、舌によって識知されるべき諸々の味感で、好ましく愛らしく意に適い、愛しい形態にして欲望を伴った貪るべきものが存在します。もし、比丘が、それに、愉悦せず、迎合せず、固執して止住しないなら、比丘たちよ、この者は、『比丘として、悪魔の居住所に赴かない者、悪魔の支配に赴かない者、彼に、悪魔の罠が解除されたのだ。彼は、悪魔の結縛から解放された者、パーピマントの欲するままに為される者とならない』〔と〕説かれます。……略……。

比丘たちよ、意によって識知されるべき諸々の法(意の対象)で、好ましく愛らしく意に適い、愛しい形態にして欲望を伴った貪るべきものが存在します。もし、比丘が、それに、愉悦せず、迎合せず、固執して止住しないなら、比丘たちよ、この者は、『比丘として、悪魔の居住所に赴かない者、悪魔の支配に赴かない者、彼に、悪魔の罠が解除されたのだ。彼は、悪魔の結縛から解放された者、パーピマントの欲するままに為される者とならない』〔と〕説かれます」と。〔以上が〕第一となる。

注釈【0】