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翻訳【17】

「覚りのために」の経

そこで、まさに、或るひとりの比丘が、世尊のおられるところに、そこへと近づいて行きました。……略……。一方に坐った、まさに、その比丘は、世尊に、こう言いました。

「尊き方よ、『諸々の覚りの支分』『諸々の覚りの支分』と説かれます。尊き方よ、尊き方よ、いったい、まさに、どのようなことから、『諸々の覚りの支分』と説かれるのですか」と。「比丘よ、『〔それらは〕覚りのために等しく転起する』ということで、まさに、それゆえに、『諸々の覚りの支分』と説かれます。ここに、比丘が、遠離に依拠し、離貪に依拠し、止滅に依拠し、放棄に向かわせるものである、気づきという正覚の支分を修めます。……略……。遠離に依拠し、離貪に依拠し、止滅に依拠し、放棄に向かわせるものである、放捨という正覚の支分を修めます。比丘よ、『〔それらは〕覚りのために等しく転起する』ということで、まさに、それゆえに、『諸々の覚りの支分』と説かれます」と。〔以上が〕第一となる。

注釈【0】